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11/02/05
2010年度埼玉県女子フットサルリーグ最終節

過去最高の11チームを集めた今季の埼玉県女子フットサルリーグもいよいよ最終節。日程変更があった事もあり、優勝を争う全勝の2チーム、武蔵丘短期大学とAventuraが対決する。両チームが対戦する第4試合には日本女子フットサル代表の首脳陣や関係者等が多く駆け付け、更にAventuraのサポーターも団幕を掲げるなど否が応でも盛り上がっていた。

<試合結果>

ロクFC Grama 0?2 I.F.C/ems

武蔵浦和FC 2?2 り?ずなぶる

dolce da donna 5?1 CHU-BAR

武蔵丘短期大学 2?0 Aventura

これにより最終順位が確定以下の通りとなった。

 

【最終順位】

1位:Aventura

2位:武蔵丘短期大学

3位:武蔵浦和FC

4位:dolce da donna

5位:り?ずなぶる。

6位:CHU-BAR

7位:FUKAYA

8位:I.F.C/ems

9位:FILHO Ladies

10位:ロクFC Grama

11位:chechio

 

2010年度埼玉県女子フットサルリーグは新規参入のAventuraが優勝を飾った。今季の埼玉県は全日本女子フットサル選手権での武蔵丘短期大学の優勝、そしてトリムカップ全国大会への出場決定など躍進の年となった。しかし上位、下位の差が大きくなったという現実も見え隠れする。今後の埼玉県女子フットサルの発展の為にも活気あるリーグ戦を期待したい。

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11/02/05
最終節ロクFC Grama vs I.F.C/ems

ロクFC Grama 0?2 I.F.C/ems

得点者:9分?加藤選手(I.F.C)、39分?長選手(I.F.C)

 

立ち上がりから力強い突破力を武器とする?長選手を中心に攻撃を組み立てるI.F.Cは前半9分に?加藤選手がワンツーでゴール前に侵入し冷静にゴールへ流し込んで先制。その後も基本的にセット毎に小まめに交代を行い試合の主導権を握るI.F.C。一方のロクは?阿部選手がほとんどの時間ピッチに立ち奮闘。前半一時はロクがI.F.Cを押し込みあわやという場面も見せたが、キャプテンでもあるGK?冨澤選手を中心にロクの攻撃を凌いだ。

後半は一進一退の時間が続きシュート数は多いものの決定的な場面が両チームとも作れず刻一刻と時間が過ぎていったが、試合終了間際の39分I.F.C?長選手がロク陣地内でのパスカットからシュートを決め、2-0と勝ち越して逃げ切った。

I.F.Cは特に後半、一発で縦を狙う等の単調な攻撃が多かった為に攻めあぐねる時間が続いたが、セット毎の交代など試合を通じての戦い方でロクを倒した。

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11/02/05
最終節ロクFC Grama vs I.F.C/ems

ロクFC Grama 0?2 I.F.C/ems

得点者:9分?加藤選手(I.F.C)、39分?長選手(I.F.C)

 

立ち上がりから力強い突破力を武器とする?長選手を中心に攻撃を組み立てるI.F.Cは前半9分に?加藤選手がワンツーでゴール前に侵入し冷静にゴールへ流し込んで先制。その後も基本的にセット毎に小まめに交代を行い試合の主導権を握るI.F.C。一方のロクは?阿部選手がほとんどの時間ピッチに立ち奮闘。前半一時はロクがI.F.Cを押し込みあわやという場面も見せたが、キャプテンでもあるGK?冨澤選手を中心にロクの攻撃を凌いだ。

後半は一進一退の時間が続きシュート数は多いものの決定的な場面が両チームとも作れず刻一刻と時間が過ぎていったが、試合終了間際の39分I.F.C?長選手がロク陣地内でのパスカットからシュートを決め、2-0と勝ち越して逃げ切った。

I.F.Cは特に後半、一発で縦を狙う等の単調な攻撃が多かった為に攻めあぐねる時間が続いたが、セット毎の交代など試合を通じての戦い方でロクを倒した。

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11/02/05
最終節武蔵浦和FC vs り?ずなぶる。

武蔵浦和FC 2?2 り?ずなぶる。

得点者:9分?荻選手(武蔵浦和)、12分?加藤選手(り?ずなぶる)、21分?加藤選手(り?ずなぶる)、26分?山田選手(武蔵浦和)

 

3位を確保したい武蔵浦和FCは試合序盤から前からプレスをかけ積極的に攻撃につなげようという意識が見える。マイボールにするとテンポよくボールを回し、時折見せるダイレクトの縦パスを有効に使い、り?ずなぶる。に襲いかかる。り?ずなぶるは武蔵浦和の前プレに苦慮し自陣に押し込まれてしまうが、GK?忍田選手を中心にゴール前を死守し時折カウンターでチャンスをうかがう。得点が動いたのは前半9分、シュートをこぼれ球を素早く反応して?荻選手が反応して流し込み武蔵浦和が先制点を奪う。しかし浦和の攻撃に徐々に慣れてきた事もあり、り?ずなばる。が徐々に反撃に転ずる。前半12分り?ずなぶる?加藤選手の右サイドのキックインからジュートがブラインドになったのかGKが反応できずそのままゴールへ吸い込まれていった。

後半開始直後の1分にもり?ずなぶるは右サイドのキックインを?加藤選手がファーサイドで合わせて勝ち越し点を奪う。しかし続く4分武蔵浦和は左CKからファーサイドで?山田選手がインサイドボレーを決めて同点に追いつく。その後前半同様武蔵浦和が力強い攻撃でり?ずなぶる。を攻めたてるが粘り強くり?ずなぶる。が体を張って守る。結局前後半合計46本のシュートをり?ずなぶる。が耐えきり2?2の同点で試合を終えた。

 

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11/02/05
最終節dolce da donna vs CHU-BAR

dolce da donna 5?1 CHU-BAR

得点者:6分?葛西選手(dolce)、7分?葛西選手(dolce)、9分?葛西選手(dolce)、25分?野口選手(dolce)、28分?小嶋選手(dolce)、32分?菅原選手(CHU)

 

両チーム共に攻撃に比重を置いた打ち合いの試合となった。立ち上がり主導権を握ったのはCHU-BAR。やや引き気味の守備からボールを奪うとカウンターを発動。幾度とdolceゴール前に攻め入るが素早い守備の切り替えにゴールを割れないでいた。前半6分にdolce?葛西選手の深い切り替えしから左足でゴールを決めると徐々にdolceのボールポゼッションが高まり7分、9分にも?葛西選手がゴールを奪い早々とハットトリックを達成。一気にdolceが試合の主導権を奪い返した。

後半に入ってもdolceが攻め込む場面が続き5分に右サイドのワンツーで崩した右サイドからのパスをファーサイドで?野口選手が決めて4点差。更に8分にも右サイドキックインから?小嶋選手のシュートがニアサイドをぶち抜いて5点差とした。CHU-BARは12分にゴール前でのGKとの1対1を冷静に流し込んで1点を返したが、それ以後、ボールキープ時間を長くするdolceのボールを奪ってもなかなかカウンターまで行けなくなり攻め手が徐々に減っていしまい、そのまま試合終了。5-1でdolceが勝利でリーグ戦を締めくくった。

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11/02/05
最終節武蔵丘短大 vs Aventura

最終節武蔵丘短大 0?2 Aventura

得点者:39分?小野選手(Ave)、39分?小野選手(Ave)

 

現在首位、全日本女子フットサル選手権を制した武蔵丘短大と日本代表3人を擁するAvenuraの対戦。試合菓子が近付くにつれ、観客席はにわかに賑やかさを増していった。よく見ると日本女子代表監督とコーチ、更には関東女子フットサルリーグ参入戦へ挑むチームが顔を揃えていた。

武蔵丘短大の先発はGK?斎田選手、?鈴木選手、?石田選手、22番柴田選手、30番渡辺選手。対するAventuraはGK?本多選手、?藤田選手、?渡辺選手、?臼井選手、?佐藤選手。序盤は武蔵短大がボールをキープし隙を伺うが、Aventuraがしっかりと自陣に引いて守備を固める。中央を固めるAventuraに対してサイドで仕掛けて何度かゴール前にシュートパスを送るがそのままファーサイドへ抜けてしまう場面が何度かあり、惜しいチャンスを逃す武蔵短大。すると次第にAventuraはカウンターで攻撃を作りゴール前に迫るが武蔵短大GK?齋田選手の的確なコーチングで決定機までは作らせない。それでも前からボールを奪いに来る武蔵短大が押し気味に試合を作り押される場面の多いAventura。しかし決定機を本多が好セーブで凌いで得点を許さない。随所で体を激しくぶつかり合いお互いに転倒する場面もあるが、得点はお互いに奪えないままハーフタイムへ突入した。

後半に入るとAventuraのポゼッションがやや高まるが武蔵短大の猛攻は続く。お互いの攻撃を食い止めるとカウンターで反撃し更にそのカウンターをカットしてカウンターで返すなど試合はますますヒートアップする。ここで大活躍を見せたのはAventuraのGK?本多選手。前半の好セーブでいわゆる「当たって」しまったのか再三のピンチも間一髪で防ぎ、更にゴール前から飛び出してクリアするなど八面六臂の活躍を見せ、観客のどよめきを誘っていた。武蔵短大、Aventura共に出場する選手は限られ、20m×40mでの20分ハーフにやや疲れも見せていたが、残り時間は刻一刻と少なくなっていく。引き分けならば得失点差で武蔵短大の優勝・・・。そんな考えが過ぎった後半19分Aventuraの左CKからふわりとファーサイドへ供給されたパスは?小野選手がジャンプ一番のヘディングシュート。前後にふられたGKの思い切り伸ばした腕の上を越えてゴールへゆっくりと吸い込まれていった。土壇場でAventuraが得点を奪う。僅かな残り時間で得点を奪う為に果敢にボールへと詰める武蔵短大だったが、?藤田選手が抜群のボールキープを見せて相手をいなしていなして?臼井選手へパス。それを?臼井選手がシュートへ持ち込むとこれがポストに当たり跳ね返りをまたもや?小野選手が押し込んで2点差へとする。この時タイマーの残り時間は14秒。この14秒を守り切りAventuraがこのゲームをものにし埼玉県リーグの優勝を勝ち取った。

 

<Aventura藤田選手兼監督の談話>

?今日はほとんどの時間ピッチに立っていましたが。

自前の施設を持ち、毎日練習する武蔵短大のフィジカルの強さは本当に脅威に感じていました。その為、そのフィジカルに対応できる選手をピッチに送り出す事を考えていました。例えFUNや浦安とやったとしても全選手を起用する事を考えるのですが、今日は勝たないといけない試合だったのでチーム全体でその準備をしてきました。

?武蔵短大とはの埼玉県リーグの参入戦で戦った経験がありました。その時とはお互いに全く違うチームだったと思いますが、今日の印象はいかがでしたか。

やはり足元の技術も高く、もちろん警戒していたフィジカルも高く本当に手強い相手でした。試合前から中央でシュート打たれないような守備を心がけていました。外からのシュートであればGK?本多選手が何とかしてくれると思っていましたので。

?さてこの後は関東リーグ参入戦が控えています。意気込みを聞かせて下さい。

今年度は関東リーグ参入が最大の目標です。今日の勝利はその挑戦への権利を得たに過ぎません。目標を達成するために準備をしたいと思います。

 

 

 

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10/05/23
埼玉県女子フットサルリーグ第4節

5/23(日)埼玉県女子フットサルリーグ第4節が宮代町総合体育館で開催された。今節の注目カードは何と言ってもdolce da donnaとAventura Kawaguchiの一戦。第2節で武蔵丘短期大学に敗戦を喫したdolce da donnaは優勝を狙うにはもう負けたくない。Aventura Kawaguchiも埼玉県女子フットサルリーグでの立ち位置を計る意味でも重要な1戦となるはずだ。

 

<試合結果>

I.F.C/erms 6?12 武蔵丘短期大学

dolce da donna 2?6 Aventura Kawaguchi

CHU-BAR 5?1 FILHO Ladies

り?じなぶる。 2?0 ロクFC Grama

 

注目の1戦はAventura Kawaguchiが2点を先制。一時は同点まで追い上げたdolce da donnaだったが、再び突き放したAventura Kawaguchiが6?2で振り切った。1試合目は首位を走る武蔵丘短期大学が12点を奪いながら6失点を喫した。第2節でも攻撃力の高いdolce da donnaに4失点を重ねるなど”フットサルの守備の仕方”にまだ迷っている様子。補って余りある攻撃力があるので大きな問題にはなっていないが、今後の課題とも言える。また3,4試合目は昨季の上位チームが順当に勝ち星を挙げた。

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10/05/23
第4節I.F.C/ems vs 武蔵丘短期大学

I.F.C/ems 6?12 武蔵丘短期大学

 

武蔵丘短期大学は今日もベンチ入りが8人、対するIwatsuki Futsalclub/ems(以下IFC)は7人とお互い控えが少なめで挑んだこの試合、引き気味にしたIFCに対して武蔵丘短期大学が圧倒的にボールを支配するという構図で始まる。やはり圧倒的な攻撃力を武器にする武蔵丘短期大学に対して守備的になってしまうのは仕方ない。守りを固めたIFCだったが、先制点は前半5分武蔵丘短期大学?石田選手が奪った。一気にペースを掴むと思いきや前半6分IFC?加藤選手が武蔵丘短期大学の攻撃を中央でパスカットするとカウンター攻撃となりGKとの1対1を冷静に股を抜いてゴールを決めて同点とした。

立て直しを図りたい武蔵丘短期大学は前半9分に?岡見選手が決めてすぐに勝ち越すと12分に?石田選手14分に22番柴田選手、15分に?中村選手が決めて4連続得点となり、一気に点差をつけてIFCを突き放した。IFCは16分に?小川選手に右サイドをドリブルしシュートギロチンでディフェンスをスライディングさせてファーサイドで?長選手が決めて1点を返す。しかし逆に17分に?石田選手、?中村選手の得点で7-2と5点差を付けて前半を折り返した。

 

後半に入っても武蔵丘短期大学の攻撃の勢いは止まずに後半4分に?岡見選手、?石田選手が決めて7点差とした。しかしここからIFCが粘りを見せる。後半7分に?長選手がこの日2点目となる得点を挙げるとIFCはGK?冨澤選手がポジションを上げてパワープレイを開始。武蔵丘短期大学は初めての事態に戸惑いを見せ、「とりあえず」引いて守る事で逆にIFCは楽にハーフウェイラインを越えてパワープレイを容易に開始できるようになる。武蔵丘短期大学には前プレをかけてパワープレイをさせないという選択肢は考えていなかったようだった。後半31分パワープレイから意表をつくドリブルで守備を混乱させるとファーサイドの?瀬山選手へパス。そこへ寄せたディフェンスがファールを犯しPKを獲得する。このPKを?小川選手が一度は止められたものの跳ね返りを冷静にゴールへ叩き込み得点を挙げる。

IFCパワープレイの精度が良いのかと言うと単純なパスミスをしてしまうなど簡単にマイボールを失ってしまう場面もあり、武蔵丘短期大学ボールになると途端に受け身に回ってしまう。12分?岡見選手が?中村選手とのワンツーで抜け出してシュートを決めて反撃すると、14分に?岡見選手が、?黒濱選手がパワープレイ崩れからゴールを獲得して12-4とした。しかし諦めないIFCは17分にキックインの落としから?長坂選手が決めると17分にも?小川選手がGKとの1対1を冷静にかわしてゴールネットを揺らした。点の奪い合いとなった試合は12-6で武蔵丘短期大学が制した。

 

IFCは大黒柱である?小川選手の諦めない気持ちで選手全員を奮起させたはもちろん、持ち前の負けん気で武蔵丘短期大学に挑む姿は女性には失礼な表現かもしれないが、「カッコイイ!」と思わせるものだった。逆に武蔵丘短期大学は守備のほころびを見せて6失点は想定外だったのではとないだろうか。まだフットサルの守備に慣れていない場面は多くみられる。例えばシュートに対して簡単にスライディングに行ってしまって切り返しに対応できなかったり、ドリブルする選手を抑える(カバー)事に注力してしまい自分のマークに裏を取られてファーで詰められてしまったり。分かっているのに同じパターンでやられてしまっているというのが本音かもしれない。これを修正していくにはよりレベルの高い試合を経験していく必要があるのかもしれない。

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10/05/23
第4節dolce da donna vs Aventura Kawaguchi

dolce da donna 2?6 Aventura Kawaguchi

 

dolce da donna(以下dolce)は既に1敗しており、いろいろな星勘定をするともう負けたくはない状況にあるのは事実で優勝争いをするうえでライバルとなり得るであろうAventura Kawaguchi(以下Aventura)には勝ち星を挙げておきたいところだろう。Aventuraはこの日ろう者日本女子フットサル代表合宿で濱田選手が不在、そして臼井選手が怪我で欠場とフィールドプレイヤー8人+GK1名の9人という状況だった。dolce先発はGK?山川選手、?会田選手、?葛西選手、?坂本選手、?深田選手。対するAventuraはGK?本多選手、?藤田選手、?渡辺選手、?佐藤選手、?小野選手という布陣。お互いに引き気味に布陣を引き守備的かと思いきや前半2分にいきなり試合は動いた。右Ckから?渡辺選手がダイレクトでシュートを放ちファーサイドのネットに突き刺さった。先制点を奪われたdolceだったが、慌てずに自分たちのフットサルをする為にマイボールを大切にして攻撃を組み立てる。お互いに一進一退の状況は続いたが、10分にdolceがカウンターからあわやという場面を作り出す等dolceがシュートを放つ場面が徐々に増えてきた。しかしいずれもAventuraGK?本多選手が立ちはだかり得点を許さない。すると前半13分、左サイドを突破した?渡辺選手からの折り返しをファーサイドに走り込んだ?小野選手がインサイドで合わせて2点目を奪う。

Aventuraはボールを動かして片方に寄せて広い逆サイドへ展開、Pivoにいる選手はスペースを作ったりディフェンスと駆け引きで裏を取ったり、ケブラで降りてきたりとスペースを作り出す、使うのがうまいなと感じさせる場面が多くチームとしての動きに統一感が見られる。

 

後半に入ってまず1点を返したいdolceはやや前がかりになりはじめ、攻撃に比重を置いてきた。後半4分に?深田選手がペナルティエリア内でファールを受けてPKを獲得。これぞ?深田選手が自ら決めて一点差とすると迎えた後半6分に?深田選手のループ気味のパスから?坂本選手のバックヘッドがゴールに吸い込まれ同点に追いついた。盛り上がるdolceだったが、冷静に受け止めていたAventuraはすぐさま勝ち越しに成功する後半6分に?渡辺選手が右サイドで思い切り振り抜いたシュートが決まる。このゴールでdolceの反撃ムードを断ち切るとともにAventuraも元気を取り戻した。続く9分に左サイドを?堂道選手からのパスをファーサイドで?渡辺選手がダイレクトで右足で合わせこの日ハットトリックとなるゴールを決めた。あっという間に点差をつけられたdplceはボールに厳しく寄せ、うまく体をぶつけて相手からボールを奪うとやや遠目からでも積極的にシュートを放ち攻勢を強めていく。しかしこれをうまくいなしたAventuraは14分に?堂道選手とのワンツーで抜け出た?小野選手がゴールを決めて3点差、更に15分にCKからゴール前での浮き玉を?堂道選手が合わせて4点差とした。最後まで攻めるdolceだったが、うまく時間を使ったAventuraのゴールを奪う事ができず、6?2でAventura勝利となった。

 

dolceは同点となった直後の失点が痛かったか。試合の流れをつかむのも試合にはとても重要な要素。経験豊富な選手の多いAventuraに一日の長があったか。今日3得点2アシストと大活躍をした?渡辺選手の存在感が際立った。そんな渡辺選手に話を聞いた。

 

<渡辺選手インタビュー>

?今日の試合の感想を聞かせて下さい。

パスミスなどでリズムを崩して流れが作れない場面もあったが、徐々にリズムが良くなってきた。失点の場面は崩された失点ではなかったのでやられたという実感はなかったので大丈夫だと思っていた。まだまだコミュニケーションが必要だと思っています。

?同点に追いつかれた直後の渡辺選手の得点は大きかったと思いますが

確かに点が取れてチームが落ち着いた感がありました。自分としても落ち着きました。

?コミュニケーションが・・・と言われましたが、チームの様子はいかがですか?

練習の時に毎回選手が揃う訳ではないのでまだまだコミュニケーションが不足していると思います。特に平日活動できない事が多く、もっともっと練習をしてチームとして成長していきたいです。

?話は変わりますが、Aventuraに加入したきっかけは?

日本を代表する選手である藤田選手、小野選手に誘っていただいた事が大きかったですね。本多さんも加入すると聞いてそんな中で私に声をかけていただいた事は本当に嬉しかったです。自分としても成長できる良い機会になるのではと思い移籍を決めました。

?チームには若手選手も多いですが、どんな事を伝えたいですか?

まだまだ私は伝える程の選手ではありません。若い選手には藤田選手や小野選手という良い手本があるので信じて付いていけば良いと思っています。もちろん自分も貪欲に学んでいきたいと思っています。若手の選手はいろんんたタイプがあるかと思うので自分の適性を見極めて自分がなりたい選手になれるようにいろいろと感じてほしいと思います。もちろん自分もその手助けをしていきたいと思っています。

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10/05/23
第4節CHU-BAR vs FILHO Ladies

CHU-BAR 5?1 FILHO Ladies

 

試合は序盤、FILHO Ladies(以下FILHO)が前へ積極的にプレスをかけて攻め込む場面が見られたが、徐々にCHU-BARもリズムを作り、FILHO陣内へと攻め込む。しかしFILHOのGK?田村選手の好守連発でシュートを跳ね返していく。しかし前半7分、自陣で相手ボールをカットしたCHUーBARがカウンターを発動。ゴール前への折り返しを?眞貝選手がスライディングで押し込み先制点を決める。その後CHU-BARはゲームの主導権を握り、ボールポゼッションを高める事で攻撃への糸口を探るがGKを中心に守るFILHOの壁をなかなか破れないでいた。しかしつまらないパスミスでカウンターを食らう場面もあり、追加点がなかなか奪えないでした。前半17分、ディフェンスを引き連れてドリブル突破で切れ込むと見せかけて足裏ヒールで落としたボールを?眞貝選手がフリーで放ったシュートが決まり待望の追加点を決めた。

 

後半に入ってCHU-BARはGKが?坂部選手から?高橋選手へチェンジ。まずは1点を返したいFILHOは?長浜選手、?大森選手の息の合ったプレイでシュートまでいくが、あと一歩の所で得点を奪えない。引き気味に守っているため、攻撃を開始する場所が低く、ゴール前に持ち上がる前にチェックされてしまってた事もあった。CHU-BARもFILHOの攻撃を防いで攻めに転じるも決定打が出ず、何か淡々と時間が過ぎていく時間帯が続く。次に得点が入ったのが後半14分、ゴール前にこぼれてきたボールをこの日ハットトリックとなる3点目を眞貝選手が押し込んで3点差。更にCKの際にFILHOの守備の綻びを見逃さずにまたもや?眞貝選手がゴールを奪った。4点差としてホッとしてしまったのかCHU-BARはゴール前でファールを犯し左サイドでFILHOにFKを与えてしまう。角度的にはやや厳しかったが、FILHO?大森選手が直接決めて1点を返した。しかしCHU-BARもすぐに?菅原選手からの折り返しを本日5点目となる?眞貝選手がスライディングシュートを決めて5-1とダメ押しの得点を決めて試合を決めた。

 

CHU-BAR?眞貝選手はこの日チーム全得点を叩きだす5ゴールの大活躍を見せてチームを勝利に導いた。FILHOは序盤や後半の立ち上がりに攻め込む時間帯があっただけにそこで得点を奪えなかった事が大きく響いた様子。守りはGK中心に粘り強く守れただけに得点のタイミングで試合の流れが変わっていたかもしれないだけに残念。前線へのボールの運び方とフィニッシュにもう一工夫あれば良い結果をもたらせてくれそうな予感はある。

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10/05/23
第4節り?ずなぶる。 vs ロクFC Grama

り?ずなぶる。 2?0 ロクFC Grama

 

試合開始からロクは引き気味に位置しまずは守りから入り、カウンターを狙う作戦に出たが、先制点は前半2分にり?ずなぶる。が奪う。?福島選手が中盤辺りでボールを持つと相手GKがやや前に出ているのを見てすぐさまシュートを放つとこれがGKが懸命に伸ばした足にかすりながらもゴールへ吸い込まれていった。ロクFC Grama(以下ロク)は?戸田選手をコンダクターに?阿部選手のスピード豊かなドリブルでり?ずなぶる。陣営に攻め込む。ロクの攻撃はカウンター主体であったが、この鋭いカウンター攻撃の後守備に戻る為の切り替えも素早くり?ずなぶる。はカウンター攻撃の機会を与えてもらえなかった。またロクはカバーリングもうまく単発の攻撃では崩す事ができなかった。引いて守るロクに対してなかなかゴール前に侵入できず遠目からのシュートに終始していた。シュートシーンはキックインからの落としを?君島選手の左足、?加藤選手の右足で狙うも決定打にはならなかった。

 

後半に入るとり?ずなぶる。がキックインからのシュートに工夫を加えてヒールで落としたり、2人目が走り込んだりとサインプレイを見せるが、単発に終わる事が多くなかなか決定的な場面を作れないでいた。これはロクも同じでカウンターを警戒されてしまいり?ずなぶる。もロクの攻めに慣れてきた感があった。またパスを回しての攻撃も単純なパスミス等も目立ち淡々と試合が進んでいった。後半11分にはロク?阿部選手のカウンターでGKと1対1の場面を作るが決めきれない場面の後、後半15分り?ずなぶる。はコーナーキックのチャンスをものにして貴重な追加点を奪う事に成功する。左CKから逆サイドにループパス。これをダイレクトに合わせたシュートを一度はGKがはじくも?君島選手が素早く反応しゴールに押し込んだ。粘り強く守ってチャンスを伺っていたロクだったが、この点で少し気持ちが折れてしまったか、また少数得精鋭で戦ってきて疲れが出てきたのかこの後目立ったチャンスを作れず2?0のスコアでり?ずなぶる。が勝利を収めた。

 

ロクは何度かあったカウンターを決めきれなかったのが響いた。鋭いカウンターに対してもう一人反応して逆サイドに走り込むか例え遅れたとしても声を出すだけでもディフェンスやGKは迷いが出るはず。些細な事かもしれないがとても重要である。しかし開幕から比べても戦い方に統一感が出てきたロクは今後期待できそうな予感がする。

り?ずなぶるはボールポゼッションでもシュート数でも上回っていたのに2点という点では不満が残っただろう。引かれた相手の崩し方の研究が必要となってくるだろう。シュートの意識は強いだけにそのシュートを生かす為の戦術やセットプレイへの取り組みが躍進のカギになるはずだ。

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10/04/18
埼玉県女子フットサルリーグ第2節

4/18(日)埼玉県女子フットサルリーグ第2節は今季も多くの日程で使用する事になる予定の宮代町総合体育館で開催された。開幕節では全4試合が10点差の差がつく試合だったが、今節は優勝候補のdolce da donnaと新規参入の武蔵丘短期大学とが対決する注目のカードが行われる。他にも開幕節に試合の無かったロクFC Grama、I.F.C/ems、FILHO Ladiesが登場する。今年から埼玉県女子フットサルリーグを取材する筆者にとってようやく全チームの陣容を確認する事ができる。

 

<試合結果>

ロクFC Grama 0?0 chechio

りーずなぶる。 0?1 I.F.C/ems

武蔵浦和FC 8?0 FILHO Ladies

dolce da donna 4?8 武蔵丘短大

 

注目の第4試合目は武蔵丘短大がdolce da donnaから常に先手を取り、追いすがるdolceの猛攻を少ないベンチ入りメンバーながら振り切り快勝した。武蔵浦和FCも2戦続いての大差勝利で2位に付けている。前節でも感じたが、広いコートでの20分プレイングタイムは非常にハードに感じる。これから暑い季節を迎えるにあたってチームとしての対策も必要だろう。

第3節は5/16(日)ウィングハット春日部で開催される。

 

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10/04/18
第2節ロクFC Grama vs chechio

ロクFC Grama 0?0 chechio

 

両チームともに決定機を決められない試合だった。ロクは序盤から前を向いている人にシンプルにシュートを打たせようという意思統一がされている事もあり、シュート力のある?金澤選手、?戸田選手にボールを集める。chechioは足元があってボールもさばける?栗原佳選手をフィクソに置いてドリブル突破力のある?栗原三選手を中心に攻撃をしかける。開幕戦同様、キックイン、コーナキックから積極的にサインプレーを使い、またパラレラやジアゴナルをしかける。結果にはつながらなケースもあるが、通用するかしないか、またどういった点でうまくいかなかったかというのは試合で積み重ねる事で精度が高まる場合が多い。またリスクの観点から止めなくてはいけない場面も出てくる。実戦での経験は何物にも代え難いものだけにチームとしての財産になっていくはずだ。

前半守備のラインは両チームともにハーフライン付近に置いてチャンスと見るや前へとプレッシャーをかけていく。そのタイミングについてはロクはピッチ内で声をかけながら詰めていくのに対してchechioはベンチからの指示でプレッシャーが始まる。後半に入るとロクはやや前からプレスをかけるが、カットできてもシュートへ行く前にカットされたりシュートをブロックされてしまい決定機までには至らない。またロクGK?柴田選手、chechioGK?宇高選手の好守もあって両チーム共にゴールを決める事ができずスコアレスドローで試合は終了した。

chechioは2戦目にして勝ち点1を獲得。Gramaはベンチ入りメンバーが少なく交代もあまりできない状況でコートに長くいる選手もいて終盤には疲労の色が見えた。後半は30本もシュートを打っていただけにあと一歩、あと一工夫で点が取れただけに悔しい引き分けとなったはず。昨季主力だった西形選手のAventura Kawaguchiへの移籍は痛いが各自がレベルUPする事によってカバーしてもらいたい。

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10/04/18
第2節り?ずなぶる。 vs I.F.C/ems

り?ずなぶる。 0?1 I.F.C/ems

 

りーずなぶる。は開幕戦でAventura Kawaguchiに大敗を喫してしまったが、昨季上位リーグの意地を見せたい所。I.F.C/emsは昨季後半より浦安、う?魚で活躍した?小川選手が加入して上向き傾向。試合開始2分に?小川選手が交代でコート内へと入っていくとI.F.Cはその?小川選手にボールを集め攻撃を組み立てていく。主に?小川選手のドリブル、ボールキープからシュートやラストパスへ移行するパターンの攻撃が多く見られる。ボールキープに長け、右足、左足共にシュートがうまい?小川選手だからできる戦術だ。り?ずなぶる。はこまめに交代を行うが、コート内でパスの出し手と受け手の意図のずれもあってパスがつながらない場面が続く。しかしボールをしっかりとつなごうという意識は垣間見える。

前半14分、攻撃の中心となっていたI.F.C?小川選手はGKから左サイドでボールを受けるとそのまま中央をドリブル。ディフェンスをかわして第2PK付近へ侵入し思い切り右足を振り抜くと低い弾道のシュートがゴールに決まった。対するり?ずなぶるも?君島選手の強烈なシュートを有効に使うべくキックインから積極的にシュートを狙う。両チーム決定機はあるものの両チームGKの好守でゴールを割らせず前半を終えた。

 

後半に入り、同点に追いつきたいり?ずなぶる。だったが、ボールの支配率は依然I.F.Cだった。思いどおりの攻撃ができないり?ずなぶる。は後半11分にタイムアウトを取ると、直後から前プレを始めた。I.F.Cは厳しいプレッシャーの際も常に?小川選手を探しボールを集める事で打開しようと試みるが徐々に押し込まれる場面も増えてくる。それでもGK?冨澤選手の好セーブで無失点に抑え最少得点差でI.F.Cが勝利を飾った。

公式記録を見ると両チーム共に前後半を通じてシュート数が31本と同数。内訳を見るとI.F.C?小川選手が21本、り?ずなぶる。?君島選手が16本といずれも半数以上の割合を占めている。特定の選手に頼らない攻撃の形が求められるだろう。

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10/04/18
第2節武蔵浦和FC vs FILHO Ladies

武蔵浦和FC 8?0 FILHO Ladies

 

昨季下位リーグ最下位となってしまったFILHO Ladiesはこのオフに東京都フットサルカップにも参加。見事にグループリーグを突破するという結果を出した。今節が初戦となるだけに結果を求めていきたいところ。しかし試合立ち上がりから武蔵浦和の積極的な守備からFILHOを押し込み、積極的にシュートを放つ。FILHOはカウンター中心で攻撃をするが、武蔵浦和の切り替えの速さからなかなかボールが前線に運べず、シュートを打てなかった。武蔵浦和は前半4分に?荻選手の先制点すると攻撃にリズムが出てくるようになる。続いて前半10分に?伊藤選手がコーナーキックから直接ゴールを決め、更に11分またもや?伊藤選手がパスカットからのGKとの1対1を冷静に流し込んで3点差として前半を終えた。

 

後半に入っても武蔵浦和ペースは変わらず守備のラインも徐々に上がっていきほぼ前プレのような状況になる。こうなるとFILHOは非常に苦しくなり、エースの?大森選手も守備に忙殺されてしまう。後半9分にパスカットから?北村選手から?吉野選手へとつないでゴールを奪うと続く後半10分にも?伊藤選手が得点しハットトリックを達成。後半12分にも?金野選手がいずれもパスカットからのシュートで2点を奪い、更に13分に?鷲崎選手が加点し8?0とした。

武蔵浦和はフィジカルが強く、寄せる際の当たりも強い。試合を通じて波はあるもののパスをつなぐ意識も高く、前線でボールも収まるので攻撃を組み立てやすいという利点がある。FILHOは8点差をつけられて少し気持ち的に折れてしまった感はあったが、?鈴木選手の右サイドの有効的な突破から惜しい場面を作るなど良い時間帯を作れた。?鈴木選手は以前東京都のGALO LAdiesにも所属していた選手で古傷の関係でスピード感には欠けるもののタイミングで相手をかわす技術に長けており、攻撃の良いアクセントになっていた。何とか?大森選手を前線で動かしたい所だったが、そこまでボールをつなぐ事ができなかった。

試合は思い通りの試合運びだった武蔵浦和が8?0の大差をつけ開幕2連勝を飾った。

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10/04/18
第2節dolce da donna vs 武蔵丘短期大学シエンシア

dolce da donna 4?8 武蔵丘短大

 

昨季は惜しくも2位に終わったが、ここ数年埼玉県女子フットサルリーグの優勝を争うdolce。dolceに挑む武蔵丘短大は関東女子サッカーリーグと日程が重なってしまい監督も不在でベンチ入りはOG中心に8人と厳しい陣容。GKが2名だったのでフィールドプレイヤーは6名のみだった。

試合は前半立ち上がりdolceに惜しい場面が続く。やや引き気味に守り、ボールを奪うと素早くディフェンスの裏を狙いシュートまで持ち込む。武蔵丘短大は引かれた相手に対してゆっくりとボールを回して相手の隙を伺い無理にドリブルで中央突破する様な事はしない。すると3分?石田選手が右サイドで勝負をしかけ思い切り振り抜いた右足シュートがゴールに突き刺さり先制点を奪取する。続いて10分にも中央で?北上選手が意外性のあるラボーナでゴール前の?岡見選手へパスを通し更に落とした所に?石田選手が走り込み、右足で合わせて2点目が決まった。

武蔵丘短大は参入戦、開幕戦で引かれた相手に対しての攻め手に困り不用意にボールを奪われる場面もあったが、今日の試合ではシュートを打つ意識が高かった。ダイレクトでパスが回るのはフォローも判断も早く、ゆっくりとしたダイレクトパスを数本つないでチャンスと見るや一気にスピードを変えて攻めで攻撃を形作っていた。dolceはいつにも増してボールをまわす意識が高く、”サイ”の形で縦に入れたり、フェイクを多用してボールを受けたりといわゆる”フットサルの動き”を行い攻撃を組み立てた。依然引き気味の守備ラインだったが、攻勢に出る武蔵丘短大からボールを奪うと一気にカウンターを仕掛け少ないパスでシュートまで持ち込んだ。カウンターの為、仕方ない部分もあるが、ファー詰めがいればという場面も何度かあった。

次の点も19分に武蔵丘短大が奪う。?岡見選手が?石田選手とのワンツーで抜けてシュート。これが決まり3点差として前半を折り返した。結局武蔵丘短大は先発メンバー5名が一度も交代する事無く前半を戦い抜いた。

 

後半に入っても武蔵丘短大はメンバーを変更せずに迎えた後半3分、素早く2人で囲んでdolceからボールを奪い、左サイドを?石田選手がドリブルし折り返した所を?岡見選手が決めて4点目を奪取した。この後武蔵丘短大がは後半5分にようやく?石田選手と21番時田選手が交代した。しかしここからdolceの反撃が始まる。後半5分、?葛西選手がPivoの位置でボールを受けると反時計回りに反転して右足でシュート。シュートに勢いはなかったがコースが良くゴールに決まり1点反撃する。ゴールを決めた直後にシュートを決めた?葛西選手が自らボールを拾いセンターサークルへと置いた。一気に反撃ムードが高まるdolceだったが、直後の後半6分に武蔵丘短大21番時田選手が左サイドからの折り返しをファーで決めて再度4点差とする。ここからお互いにノーガードの打ち合いの様相を呈する。後半6分にdolce?葛西選手がシュートをGKがはじかれた所に素早くスライディングシュートで押し込み点を取れば武蔵丘短大も後半7分に北上選手がゴールまで鮮やかな切り返してゴールを決める。更にdolceは?荒川選手も敵に囲まれながらも体を投げ打ってのシュートが決まれば後半12分に武蔵丘短大も?石田選手のドリブルカットから素早くファーサイドの?岡見選手へパスを送り得点。決してあきらめる気配のないdolceを何とか突き放そうと後半15分にゴール前鮮やかなパス回しから今日4点目となる岡見選手が決めるが、dolceは?坂本選手からのロビングパスを?葛西選手の頭で合わせるホットラインで点を返す。めまぐるしく得点が決まる展開もさることながらいずれの得点シーンも鮮やかだったり、執念が見えたりと試合に引き込まれるような得点だった。

終わってみれば8?4で武蔵丘短大の勝利となったが、試合後半はさすがに両チーム疲労が見られ、とりわけ武蔵丘短大は少ないメンバーで戦った影響が少なからず出ていた。特に守備の場面では組織としての守備が機能せず失点を重ねてしまった。しかしこの展開は守備偏重の男子フットサルでは見られないスリリングなフットサルとなった。勝った武蔵丘短大へはもちろん、諦めずに攻め続けたdolceにも称賛の拍手を送りたい。これぞフットサル、そんな気がした試合だった。

 

武蔵丘短大?石田選手の談話

?今日メンバーが少ないようでしたが?

関東女子サッカーリーグ、Liga student2010と日程がかぶってしまい、OG5名と1年生3名しかベンチ入りできませんでした。

?いつもは出場時間も限られているようでしたが、今日はいかがでしたか?

確かにいつもは少し短いかなと感じていましたが、さすがに今日は疲れました。

?dolce da donnnaの予備知識等はありましたか?

予備知識はほとんどありませんでした。しかし強いという事だけは聞いていたので恐れずに正面からぶつかってみようと考えていました。

?戦ってみてdolceの印象は

今まで戦ったチームの中では一番組織力を感じました。特に失点のシーンでは相手の思うツボだった気がします。相当練習を重ねているんだなと感じました。今日は勝ちはしましたが、課題の多い試合でした。やられたという経験がないと自分達で気付けないので正直こういった試合を早く経験したかったです。勝った事は嬉しいですが、悔しい気持ちが強いので自分たちのスタイルを崩さずに課題に取り組みたいです。

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10/04/10
【10点差の衝撃】埼玉県女子フットサルリーグ開幕戦

2010年度第7回埼玉県女子フットサルリーグが4/10(土)春日部市民体育館で開幕した。3月13?14日に宮代町総合体育館で行われた参入戦は観戦したが筆者にとって埼玉県女子フットサルリーグを観戦するのは初めてであり、唯一観戦した事のあるチームは昨年関東女子フットサルプレリーグに出場していた際のdolce da donnaのみ。昨年は総当たりリーグ戦を行った後、上位リーグ、下位リーグに分けてリーグ戦が行われ順位が決定された。昨年上位リーグはFFC Estrela NOVO埼玉が優勝し今年度より正式に開催される関東女子フットサルリーグへ昇格となった。今年は昨年から引き続き参加の7チームと新規参入の4チームを加えた計11チームで開催される。昨年の上位リーグチームが優勝争いの中心である事は予想できるが、新規参入組で注目のAventura、武蔵丘短期大学がどうからんでくるのかとても気になるリーグである。

他に注目される事としては昨季まで15分のプレイングタイムだった試合時間が今季から20分プレイングタイムに変更された。国内で20分プレイングタイムで行われる試合は昨年度では全日本女子フットサル選手権決勝戦及び東海女子フットサルリーグ等、数えるほどしかない。しかもほぼ20m×40mのコートで開催される為、特定の選手に頼るチームでは1試合を通じて戦えず総合力が問われるリーグとも言える。

<試合結果>

dolce da donna 16?1 checio

り?ずなぶる。 12?0 Aventura Kawagichi

武蔵浦和FC 11?1 Fukaya

CHU-BAR 0?14 武蔵丘短期大学シエンシア

 

何と4試合共に10点差以上がつくという結果になるというやや大味の試合となってしまった。1試合目が終了した後に参入戦の際にいろいろと教えていただいたある選手から「今日は4試合ともこんな試合になりますよ。」と言われたのだがまさにその通りとなった。

いずれも昨年参加チームvs新規参入チームという構図になっていたが、新規参入組のAventura Kawaguchi、武蔵丘短期大学が勝利を挙げた。特に武蔵丘短期大学は昨年3位のCHU-BARに対して大差の完封勝ちしたのには驚かされた。今までの勢力図を塗り変える可能性は非常に高い。

次節は4/18(日)宮代町総合体育館で4試合が行われる予定。次節は昨年2位のdolce da donnaと武蔵丘短期大学が激突する。今後を占う意味でも重要な試合となりそうだ。

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dolce da donna

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chechio

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り?ずなぶる。

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Aventura Kawaguchi

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武蔵浦和FC

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Fukaya

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CHU-BAR

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武蔵丘短期大学

 

10/04/10
第1節dolce da donna vs chechio

dolce da donna 12?1 chechio

 

試合開始直後いきなりのchechioの先制点に会場がどよめいた。今年優勝候補の最右翼とも言えるチームから新規参入チーム開始20秒でうばったゴールは意外だった。得点に盛り上がるchechioベンチ。しかし慌てる事なく立て直しを図ったdolceは前半1分に?深田選手のゴールで同点に追いつくと前半4分にも?深田選手が得点し逆転に成功。更に加点し前半は計6-1で折り返す事となった。

後半に入ってもdolceの猛攻は更に凄味を増し、chechioは自陣にくぎ付けになってしまう。chechioはまだ初戦という事もあり実戦経験も少ないからか随所でマークや受け渡しのミスが起こり、dolceはそこを抜け目なく付いて次々と得点を奪っていく。多少無理に前線へボールを供給して相手ボールとなってしまってもこの広いコートではchechioがdolceゴール付近へとボールをつなぐ事ができずにまた押し込まれてしまう展開が続いた。最後chechioはパワープレイも試みたが得点は奪えず終わってみれば16-1という大差がついてしまった。dolceは?葛西選手が5得点、?坂本選手が4得点、?深田選手が3得点と3人もハットトリックを達成し攻撃力を見せつけた。

2試合目のハーフタイムに知人に挨拶をしようと観客席に上がっていった。そこでchechioの監督と選手がユニフォーム姿のままで作戦ボードを使ってミーティングを行っている姿を見た。時計を確認すると1試合目が終了して既に約1時間も経っていた。相当悔しかったのだろう。得点を取れたという収穫と破たんしてしまった守備。今日の悔しさを忘れずに前向きに練習を重ねていけば必ず結果は出るはず。ミーティングを行っている真剣な眼差しに少しグッときた筆者だった。

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10/04/10
第1節り?ずなぶる。 vs Aventura

り?ずなぶる。 0?12 Aventura Kawaguchi

 

注目のAventura Kawaguchiの初陣となったこの試合、相手は昨年下位リーグで3位だったり?ずなぶる。Aventuraはベンチ入りした10名の中には先月末に高知県で行われた全国選抜女子フットサルの優勝メンバーだった渡辺選手と鹿毛選手の顔があった。それぞれ東京都女子フットサルリーグ1部のCAFURINGA BOYS東久留米、うー魚から移籍し前チームと同じ背番号を付けていた。ユニフォームには参入戦の時とは違い、複数のスポンサーが名を連ねている。そして少ないながらもサポーターが駆け付けていた。そんな観客席に目を移すと男女問わず、東京都フットサルリーグに所属する選手、他チームのサポーター等が新チームへの興味からか多く集まり観客席が賑わっていた。Aventura Kawaguchiはそれだけ注目度が高いチームなのだ。

注目の先発はGK?本多選手、?藤田選手、?西形選手、?佐藤選手、?小野選手の布陣。立ち上がりから引き気味に守るり?ずなぶるに対してAventuraが一方的にボールを支配。しかしり?ずなぶるGK?忍田選手が最後の砦として奮戦しゴールを割らせない。しかし前半4分?藤田選手がゴールを割ると続いて前半7分?小野選手の右足のシュートが決まった。やはり新チーム創設の構想を練った2人が最初の2点を飾るにふさわしいのだろう。その後Aventuraの猛攻が続くが、やはり?忍田選手の攻守があって必死に守るが、得点を与えてしまい前半を終わって5-0で折り返す。

後半になってもAventuraの猛攻は続き次々にゴールに陥れていく。Aventuraは決して前からプレスをかける様子はなかったが、り?ずなぶるはなかなかパスがつながらず相手陣内への侵入さえままならなかった。終わってみれば12-0という大差がついて試合終了のブザーが会場に鳴り響いた。Aventuraはフィールドプレイヤー9名中7名がゴールを奪い完封勝ちと幸先よいスタートを切った。ありきたりだが、当たり前の事を当たり前にする事の大切さを再認識させる、そんなAventuraの戦いぶりだった。まだチームとしての守備のセオリーの浸透にはまだ時間が必要かもしれないと思わせる場面も多々あり、課題のひとつと言えるだろう。

り?ずなぶるはAventuraに防戦一方となってしまったが、フリーキックからサインプレイを見せるなど意図を持って試合をしている様子は伺える。課題の多く出て知った試合とはなったものの今後の戦い方に注目したい。

 

Aventura Kawaguchi藤田選手兼監督の談話

?リーグ初戦完封での大勝おめでとうございます。

結果的には大差となりましたが、その中でも満足できない部分が多くあります。その課題を今後ひとつひとつ潰していきたいです。まだ合流したての選手もいるので全然練習が足りなていません。もっとチームとしての動き方を浸透させていきたいです。

?本日のベンチ入りは10名でしたが。

今日は登録の関係等でベンチ入りできない選手が2名います。人材的には充実してきました。若い選手に経験を伝えながら一緒にレベルアップを図っていきたいと思います。

?参入戦の時にはなかったスポンサーがユニフォームに着きましたね。

まだ男子のサッカーとの包括でスポンサードしていただいています。今後は女子フットサルだけのスポンサーも開拓し環境を整えていきたいと思います。

 

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10/04/10
第1節武蔵浦和FC vs Fukaya

武蔵浦和FC 11?1 Fukaya

 

昨年上位リーグ4位の武蔵浦和FCと新規参入のFukayaの戦いは試合開始早々の前半1分武蔵浦和FC?伊藤選手のシュートで先制点を奪った。武蔵浦和FCはフィジカルに優れ素早い寄せでボールを奪い、そしてそのフィジカルを生かして前線でボールをキープする事ができる。特に?金野選手は長い手足を巧みに使い複数の敵に囲まれてもボールをキープしてシュートまで持っていく場面も何度か見せ、両足共に強烈なシュートを放っていた。

一方のFukayaは個の力を生かして勝機を見出そうと果敢にドリブル武蔵浦和FC陣内に攻め込むが、武蔵浦和FCの切り替えも早く、なかなかゴール前まで攻め込めない。それならばとパスを選択すがそれが読まれてしまい逆にカウンターをくらうという悪循環に陥ってしまい前半は7点を取られて前半を折り返した。

後半に入っても試合のペースは変わらないが、Fukayaが相手の戦い方にやや慣れてきた事と武蔵浦和FCの余裕が見られてきた事もあり、試合は前半に比べて小康状態になる時間帯もでてきた。Fukayaはカウンターから決定機を作る場面もあったが、得点を奪えずに後半を終了。スコアは後半に5点を加えた武蔵浦和FCがリーグ戦初戦は白星発信となった。

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10/04/10
第1節CHU-BAR vs 武蔵丘短期大学シエンシア

CHU-BAR 0?14 武蔵丘短期大学

 

昨年上位リーグ3位となったCHU?BARと参入戦全勝という成績を残した武蔵丘女子短期大学との対戦。試合序盤から圧倒的に武蔵丘短大がボールを回しCHU-BARは自陣に張り付きとなってしまう。時折ボールへの寄せを早くするが、武蔵丘短大の早い判断と巧みなボールコントロールであっさりとかわしていまう。必死に守るCHU-BARだったが、先制点は不運にもオウンゴールとなり前半4分に武蔵丘短大が先制点を奪う。続く前半6分にもゴール前での細かなパス交換から?北上選手がゴールへ流し込み2点目を奪う。パス交換と言ってもフットサルのエイトやヘドンドといったものではなくほぼ固定の位置でダイレクトを中心にボールを回し隙をついて縦や裏にボールを供給するというスタイル。よくフットサルでは足元への早いパスでで相手の守備を混乱させて隙を着くというイメージが強い。見ている人によっては武蔵丘短大は「フットサルぽく無い」というのかもしれないが、これが充分通用しているのも事実だ。

CHU-BARは2-0となった後にGKと1対1の場面を迎えたが、GK?齋田選手の好守に会いチャンスを逃してしまう。前半8分には?萩原選手が第2PKやや後方より豪快なミドルシュートがゴールを奪う。剛柔の攻撃でCHU-BARの守備を翻弄する。CHU-BARも決してフィジカルが弱い訳ではなく体格的にそれほど大きな差はない。しかし競り合いからもなかなかボールが奪えない。その後守勢に回ってしまい武蔵丘短大の攻撃に対してクリアが精一杯となってしまう。前半は6-0という一方的な展開で終了した。

後半に入っても様相は変わらず、攻める武蔵丘短大、守るCHU-BARの形となり、ほぼCHU-BARの陣内での試合で試合は進み正にワンサイドゲームとなってしまった。武蔵丘短大は更に点差を広げ余裕が出てきたのか足元でボールを浮かしてトラップしたり、ヒールを使ったプレーなど魅せるプレーも出てきた。PKを獲得した際にはGK正面へ行ってしまったがトリッキーなラボーナを見せた。これらのプレーに賛否両論あるかもしれないが終わってみれば14-0、これだけの差を見せつけられてばぐうの音も出ない。見た感じではまだまだ本気を出しているようには見えない。末恐ろしさを感じるのは筆者だけではないはずだ。

 

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