第2節dolce da donna vs 武蔵丘短期大学シエンシア - 女子フットサル|PANNA-FUTSAL

第2節dolce da donna vs 武蔵丘短期大学シエンシア

2010年4月18日 21:35

dolce da donna 4?8 武蔵丘短大

 

昨季は惜しくも2位に終わったが、ここ数年埼玉県女子フットサルリーグの優勝を争うdolce。dolceに挑む武蔵丘短大は関東女子サッカーリーグと日程が重なってしまい監督も不在でベンチ入りはOG中心に8人と厳しい陣容。GKが2名だったのでフィールドプレイヤーは6名のみだった。

試合は前半立ち上がりdolceに惜しい場面が続く。やや引き気味に守り、ボールを奪うと素早くディフェンスの裏を狙いシュートまで持ち込む。武蔵丘短大は引かれた相手に対してゆっくりとボールを回して相手の隙を伺い無理にドリブルで中央突破する様な事はしない。すると3分?石田選手が右サイドで勝負をしかけ思い切り振り抜いた右足シュートがゴールに突き刺さり先制点を奪取する。続いて10分にも中央で?北上選手が意外性のあるラボーナでゴール前の?岡見選手へパスを通し更に落とした所に?石田選手が走り込み、右足で合わせて2点目が決まった。

武蔵丘短大は参入戦、開幕戦で引かれた相手に対しての攻め手に困り不用意にボールを奪われる場面もあったが、今日の試合ではシュートを打つ意識が高かった。ダイレクトでパスが回るのはフォローも判断も早く、ゆっくりとしたダイレクトパスを数本つないでチャンスと見るや一気にスピードを変えて攻めで攻撃を形作っていた。dolceはいつにも増してボールをまわす意識が高く、”サイ”の形で縦に入れたり、フェイクを多用してボールを受けたりといわゆる”フットサルの動き”を行い攻撃を組み立てた。依然引き気味の守備ラインだったが、攻勢に出る武蔵丘短大からボールを奪うと一気にカウンターを仕掛け少ないパスでシュートまで持ち込んだ。カウンターの為、仕方ない部分もあるが、ファー詰めがいればという場面も何度かあった。

次の点も19分に武蔵丘短大が奪う。?岡見選手が?石田選手とのワンツーで抜けてシュート。これが決まり3点差として前半を折り返した。結局武蔵丘短大は先発メンバー5名が一度も交代する事無く前半を戦い抜いた。

 

後半に入っても武蔵丘短大はメンバーを変更せずに迎えた後半3分、素早く2人で囲んでdolceからボールを奪い、左サイドを?石田選手がドリブルし折り返した所を?岡見選手が決めて4点目を奪取した。この後武蔵丘短大がは後半5分にようやく?石田選手と21番時田選手が交代した。しかしここからdolceの反撃が始まる。後半5分、?葛西選手がPivoの位置でボールを受けると反時計回りに反転して右足でシュート。シュートに勢いはなかったがコースが良くゴールに決まり1点反撃する。ゴールを決めた直後にシュートを決めた?葛西選手が自らボールを拾いセンターサークルへと置いた。一気に反撃ムードが高まるdolceだったが、直後の後半6分に武蔵丘短大21番時田選手が左サイドからの折り返しをファーで決めて再度4点差とする。ここからお互いにノーガードの打ち合いの様相を呈する。後半6分にdolce?葛西選手がシュートをGKがはじかれた所に素早くスライディングシュートで押し込み点を取れば武蔵丘短大も後半7分に北上選手がゴールまで鮮やかな切り返してゴールを決める。更にdolceは?荒川選手も敵に囲まれながらも体を投げ打ってのシュートが決まれば後半12分に武蔵丘短大も?石田選手のドリブルカットから素早くファーサイドの?岡見選手へパスを送り得点。決してあきらめる気配のないdolceを何とか突き放そうと後半15分にゴール前鮮やかなパス回しから今日4点目となる岡見選手が決めるが、dolceは?坂本選手からのロビングパスを?葛西選手の頭で合わせるホットラインで点を返す。めまぐるしく得点が決まる展開もさることながらいずれの得点シーンも鮮やかだったり、執念が見えたりと試合に引き込まれるような得点だった。

終わってみれば8?4で武蔵丘短大の勝利となったが、試合後半はさすがに両チーム疲労が見られ、とりわけ武蔵丘短大は少ないメンバーで戦った影響が少なからず出ていた。特に守備の場面では組織としての守備が機能せず失点を重ねてしまった。しかしこの展開は守備偏重の男子フットサルでは見られないスリリングなフットサルとなった。勝った武蔵丘短大へはもちろん、諦めずに攻め続けたdolceにも称賛の拍手を送りたい。これぞフットサル、そんな気がした試合だった。

 

武蔵丘短大?石田選手の談話

?今日メンバーが少ないようでしたが?

関東女子サッカーリーグ、Liga student2010と日程がかぶってしまい、OG5名と1年生3名しかベンチ入りできませんでした。

?いつもは出場時間も限られているようでしたが、今日はいかがでしたか?

確かにいつもは少し短いかなと感じていましたが、さすがに今日は疲れました。

?dolce da donnnaの予備知識等はありましたか?

予備知識はほとんどありませんでした。しかし強いという事だけは聞いていたので恐れずに正面からぶつかってみようと考えていました。

?戦ってみてdolceの印象は

今まで戦ったチームの中では一番組織力を感じました。特に失点のシーンでは相手の思うツボだった気がします。相当練習を重ねているんだなと感じました。今日は勝ちはしましたが、課題の多い試合でした。やられたという経験がないと自分達で気付けないので正直こういった試合を早く経験したかったです。勝った事は嬉しいですが、悔しい気持ちが強いので自分たちのスタイルを崩さずに課題に取り組みたいです。

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