【インタビュー】ウズベキスタン戦後木暮監督インタビュー

2018年5月10日 09:55

 

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 - 難しい試合になりました。前半チャンスを作りながらなかなか決めらなかったようですが。

木暮監督:うちにGKのメリットはあったと思っています。これが通常で、国際大会ですから起こりうる事だと思っています。全くネガティブな事は何もなくて、試合というのは40分経った時にどういうスコアか、どっちが勝っているかが大事な事なので、途中経過の良し悪しは問題ないです。もちろんより良くなるためには、ここから分析をして向上していくというのが大事ですが、しっかりと勝ったという事、そして一戦一戦選手が努力して成長している事、チームとしてやるべきことをやっていく事が、より良くなるために大事だと思っています。

 - 大阪の時は先発を割と固定という事もありましたが、このチームでは固定できない、激しい競争が起こっているという状況ですか。

木暮監督:短期決戦でもあるので、一番大事なのはなるべく準決勝にコンディションが良い状態で臨むという事はこの大会を勝ち抜く為に、戦術的な向上と個人のパフォーマンスの向上とコンディションの向上のバランスが大事です。もちろんグループの戦術を向上させたり、セットを固定すればプレス回避が増えるかもしれません。ただ代表としてはいまが新しいスタートであり、新しいフットサル、女子の新しいプレーモデルを作る、それに向けていろんな選手達と短い期間で成長しながら、常にそのパフォーマンス、コンディションを見ています。充分な時間があった訳ではないですから、あまりセットがとか誰が長く出ているんだという事でなく、いろんな組み合わせだったり、いろんな発見だったりを実戦を通して試したり、いろんな事を想定して、コンディションを向上させながら準決勝まで戦ってきました。そういう意味ではプラン通りで心配はしていません。

 - 予選リーグの中国戦、準々決勝ウズベキスタン戦、掲げるプレーモデルの再現性が低くなってきているという印象がありますが、これはできていないのか、別の選択肢を取るようにしているのかどちらでしょうか。

木暮監督:男子でもそうですが、、やりたいプレーモデルと相手の守備システムだとか、得失点だとかがありますので、プレーモデルの再現性が低くなると感じるのは普通の事だと思います。再現性が高い低いで言うと、何ゴールを奪っているか、何回チャンスを作っているか、その為の手段としてどういったプレーモデルがあって、10個パターンがあれば、その中の何が有効で、相手の守備システムにで当然変わって来ますし、何が有効であり、ピッチでかかるストレスだとか緊張感とか精度とかで選択できるのは変動するものです。特に少ないとも思わないですし、すごくあっと驚くような事も多い訳ではないですが、トレーニングマッチから何点取っているのかという事を見れば、それがいま正しい道にあるのかないのかという答えは出ているんではないかなと思います。例えば別会場の中国vsイランは最終的にイランが4-2で勝っていますが、中国が2点を先制して前半リードしていました。中国が何か月準備して、どれだけの時間とお金をかけてここに来ているかという事を考えてみれば、中国戦の結果は数字だけ見ると6-4でどうした?とかあるかもしれませんが、4失点の内訳というのは、5ファールが溜まった後のセットプレーの失点、それで事前にプランしておいた自分達がやりたかった事がイエローが出たという事で少し使い辛くなり、システムを変えたという事が大きかったのが次の失点でした。3点目のPK、4点目はパワープレー、パワープレーの守備という面では女子選手達の日常の環境としては、簡単にできる事ではないですし、短い準備期間の中でそこに割いた時間というのは、決して多くはなかったです。先程言ったようにやりながら向上していく、体験する事でエラーも学ぶというサイクルで来ていますので、今日パワープレーを受けた状況を見ると格段に向上しています。なんで向上したかというと、ああいう厳しい状況でチャレンジをしてパワープレーでも奪いに行くという事をやっています。中国戦では僕が数字にこだわるのであれば、違ったオプションもあったかと思いますが、試合背景では引き分けでも僕らは一位で通過が決まり、追い上げられたとしてもプレッシャーかけて、やられても良いからやって、成功も失敗も学びながらやっていくとチームに伝えていました。その中で2失点が良かったか悪かったかという事ではあくまでプランニングの中で受け入れる話です。その結果1日トレーニングしてビデオ見て修正して、今日あれだけ長い時間パワープレーをやられてどうだったかです。彼女たちに起きているのは、このサイクルです。トレーニングする、チャレンジする、成功も失敗も経験する、しっかりと理解していく、というサイクルを進めざるを得ない状況でやっていいます。そう意味では素晴らしい時間を過ごせていると思います。その結果大会を通じてもかなり得点を奪えるチームになっています。良い道を歩んでいる事は間違いないと思います。

 - 最後にあと2試合戦えるとい事は今後にとっても良い事ですね。

木暮監督:代表ですから、誤解して欲しくないのは成長する為に来ている訳ではなく、また経験をする為だけに来ている訳ではないですが、ただプランニングというのがあります。これは各国によって代表にかける時間やリソースも全く違います。外にいる方々には分からないサイクルで自分達はやりながら成長していくという事をやらざるを得ない。何の為に来ているというと成長をするだけでなく、経験をするだけだけでなく、タイトルを取りに来ています。そういう意味でタイトルに確実に近づき、準決勝まで来られていて、そしてユースオリンピックの権利を取る事に近づいています。大きな目標としてはAFCのチャンピオンになる事、女子のフットサルの未来の若い世代の為にユースオリンピックの権利を手に入れる事。そう意味でも未来につなげる代表でもあるという事は選手にも伝えています。ここまで来られたという事はこれらを手にする権利を掴める所まで来ていると思いますので、良い勝負をして、その2つを成し遂げられるように頑張りたいなと思います。

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