第4回世界女子フットサルトーナメントフットサル日本女子代表vsフットサルスペイン代表 - 女子フットサル|PANNA-FUTSAL

第4回世界女子フットサルトーナメントフットサル日本女子代表vsフットサルスペイン代表

2013年12月14日 23:59

フットサル日本女子代表0-2フットサルスペイン代表

得点者:前半18分8番ゴンザレス(スペイン)、32分14番セビージャ(スペイン)
 
 
 第4回世界女子フットサルトーナメントは当初ベネズエラで開催予定が延期というアナウンスがあったが、急転でスペインでの代替開催される事となり、12/14(金)にスペインで開幕を迎えた。マドリード郊外のアルカサル・デ・サン・ファンで行われる予選グループAに入ったフットサル日本女子代表の緒戦の相手は地元スペイン。立ち見が出る程、満員となった観客席は当然スペインの応援一色。超アウェーの中でキックオフを迎えた。 
 
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 先発メンバーはGK12番本多選手、FP5番小出選手、7番吉林選手、8番坂田選手、15番石鍋選手の布陣。この試合日本は前からプレスをかけず、守備ラインをハーフライン付近に設定。その為かスペインがボールを支配する状況が展開される。スペインは早いパスと早い認識と決断で少ないタッチでボールを回し、攻撃の主導権を握る。特に動き直しや味方と行きのあった絶妙のタイミングでのパスなど非常に成熟したフットサルを見せる。日本はスペインの前からのプレスにボールをつなぐ事ができず、GKからロングスローを使ってプレスを回避。そして攻撃の起点にという意図が見られる。4分程度で細かく交代する日本はスペインに攻められる展開の中、GK12番本多選手が好守を連発。何度もピンチを迎えたが、巧みなポジショニングで決定機を幾度も阻止。チーム全体として集中して守備行い、スペインのサイドの1対1の仕掛けに対しても体を投げ打って懸命なスライディングで防ぎ、粘り強い守備でスペインに対抗した。前半15分に7番吉林選手がディフェンスの間を強引にドリブルでゴール前に入り込み、シュートを放つがゴールを捉える事ができなかった。すると前半18分、自陣第2PKやや右サイドで与えたスペインの直接FKからGKの前に飛び込んできた8番ゴンザレスのボレーシュートが決まり、スペインが待望の先制点を奪う。点を取るや観客席からエスパーニャコールが起こり、スペインが勢いに乗り攻撃をしかけるが、1-0のままで前半を折り返す。 
 
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 後半に入り、少しずつボールポゼッションを高めつつある日本だったが、スペインの前線からのプレスに対して前半同様GKからのゴールスローを多用して押し上げを図る。日本選手の中で奮闘したのは8番坂田選手。前線から素早いプレスでボールにプレッシャーを与え、ボールを奪うやカウンターで攻め上がる所をファールで止められる等、相手にとって嫌な存在になっている事は確かだった。押され気味の展開、次の得点もやはりスペインが奪う。後半12分にGKスローをカットしたスペインが数的優位を作り、右サイドからの折り返しを14番セビージャが決め、スペイン2点リードとなった。この後、スペインのプレスがやや弱まったのか、日本の攻撃する機会が増えだした。主に左サイドで仕掛ける場面が増え、7番吉林選手が何度か抜け出てシュートに持ち込む。更に11番北川選手がピヴォに入ると明確なターゲットが決まり、プレスも弱まった事で有機的に選手が動けるようになってきた。11番北川選手がゴール前に抜け出てGKと1対1の場面を作り、更にこぼれ球を6番井野選手がボレーシュートで狙う等、惜しいチャンスを作りはじめる。更に残り2分から日本は前プレを開始し、スペインを押し込みにかかり、8番坂田選手のシュートがポストを叩く場面を作ったが、スペインは落ち着いた守備でゴールを許さず、2-0のスコアのままタイムアップ。日本は黒星発進となった。
 
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<在原監督の談話>
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 - 本日は0-2での敗戦となりました。大会前にスペイン代表ともトレーニングマッチで1度戦って0-6の敗戦でした。今日のゲームプランはどのようなものだったのでしょうか。
在原:大会前のトレーニングマッチでスペインとの差、立ち位置をチーム全体で確認できました。その上で決勝トーナメントに進む為に、守備の時間が長くなるという事を認めた上でハーフからの守備を行いました。
 
 - 前半と後半でだいぶ変わったように思いましたが、何か指示があったのでしょうか。
在原:特別な指示はしていませんし、前半と後半での日本のクオリティは変わっていないと思います。途中でスペインが勝利を確定させる為にやり方を変えてきたのだと考えています。
 
  - トレーニングマッチと比べて点差が縮みました
在原:トレーニングマッチと公式戦は違います。トレーニングマッチはあくまで立ち位置を確認するために自分達のやりたい事をやっています。この試合では相手のやられて嫌な事と自分達のやりたい事のバランスを見てどのように戦えば良いか考えて望みましたのでこのような結果になりました。
 
 - できた点はどういった部分でしょうか
在原:ディフェンスでの個人的なポジショニングの修正、そしてチームとしての目標に向かってハードワークを行えた部分は成果だと思っています。誰一人欲に走る事無く、規律の取れた日本らしい戦いができたと思います。
 
 - 物足りないと思った部分は
在原:攻撃面、日本国内でこれだけのプレッシャーを受ける機会は無いので、その中でコンビネーションプレイや広い視野を確保した上でより良い選択肢を探すという部分では世界で戦うにはもっとレベルを上げて行く必要があると感じています。
 
  - 今日勝ち点を奪えませんでした。
在原:グループ突破の為に次戦ポルトガルは落とせない試合になります。確かに今日負けはしましたが、今後の得失点差を考えるとスペインを2点差で抑えられたという事は成果とも言えます。グループリーグ突破の為にも次戦、3戦目で良い戦いをしたいと思います。

 

 

 

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