Forest ANNEX 3-1 FFC Estrele NOVO川口
得点者：5分7番小川選手（ANNEX）、7分3番杉山選手（Estrela）、24分12番宮坂選手（ANNEX）、38分4番石鍋選手（ANNEX）
地元府中から近隣の東京都立川市での関東女子フットサルリーグ開催という事で、大勢の応援がANNEXを後押しする。観客席でチームカラーのうちわを振り声援を送る。その声援に応えるかのように前半5分、7番小川選手がボールを持つフィクソに突っかけてボールを奪うとGKとの1対1を冷静に流し込み先制点を奪う。しかし立ち上がり押され気味だったEstrelaも前半7分に左サイドの9番足利選手からの折り返しを3番杉山選手がドンピシャのインサイドボレーで合わせてすぐに同点に追い付く。ボールポセッションはANNEXが上回り、ゆっくりとパスを回してゲームを組み立てるのに対してEstrelaはカウンターが中心となっていた。
1-1のままで迎えた後半4分、ANNEXが左サイドのキックインから中央で待つ12番宮坂選手の足元へ早めのパスが渡るが、この難しいパスにしなやかな体の動きで左足でミドルシュート。これに意表を突かれたか、ディフェンスが反応できずゴールに吸い込まれていった。その後何度か決定機を迎えるANNEXだったが、なかなか決められない。徐々にパスミスが目立ち始める場面も見えてきた。反撃したいEstrelaだったが、考える時間が長いのかボールを持つ時間も長くなり、1対1を仕掛けるのも相手が体勢が出きてからとなる為、やむなくボールを戻す形となるなど、攻撃の流動性にやや欠けているように見えた。両チームの攻撃が停滞しているように見えた残り2分、ANNEXが左サイド奥で得たFK、キッカーは4番石鍋選手。何かセットプレーを見せる気配を見せた陣形を引いたがパスと見せかけてシュート。これがニアサイド上部の絶妙なコースに決まり、3-1とリードを広げ、Estrelaを突き放した。
地元の声援に応えたANNEXは試合消化数の差はあるもののこれで2勝1敗で2位に躍り出た。参入初年度にも関わらず、調子を上げつつあり関東でも通用する力を見せている。Estrelaはこれで1勝1敗。シュートが前後半6本ずつと持ち前の攻撃力が発揮できず、今後はシュートへのプロセスの共有が必要となるだろう。
