【プレーオフ決勝戦第2戦】
アルコイリス神戸 4-5 さいたまサイコロ
＜得点者＞
02:50 オウンゴール（さいたま）
03:03 11番吉川紗代（さいたま）
04:00 7番秋田谷美里（さいたま）
06:41 17番藤田靖香（神戸）
07:37 11番吉川紗代（さいたま）
10:36 10番江口未珂（神戸）
29:48 19番若林エリ（神戸）
33:00 7番秋谷田美里（さいたま）
33:14 10番江口未珂（神戸）
第1戦の結果は7-5と神戸が勝利。さいたまは3点差を付けての勝利が必須となる。キックオフ直後から結果に結び付ける。前半3分、この日先発のさいたま12番吉村選手のロングスローがゴール前に。3人がこのボールに競ったが、そのままゴールへ。判定はオウンゴールでさいたまが先制。続く3分にも左キックインから8番高橋選手からゴール前に張る11番吉川選手へロビングパス。ディフェンスを背負いながら右足に引っ掛けるようなボレーシュートが決まり2-0とする。更に4分にも自陣で相手の攻撃を防ぐと一気にカウンター。2番小島選手が前線へ走り込んだ7番秋田谷選手へパス。ボレーは失敗したが、すぐに反応して押し込み3-0。この時点で2試合の合計得点で8-7とさいたまが勝ち越しに成功する。しかし神戸も相手の連係ミスからボールを奪い、冷静にGKとの1対1を流し込み3-1とする。しかし勢いのあるさいたまは前半8分、相手ゴール前で関節フリーキックを獲得。シュートのこぼれ球に11番吉川選手がオーバーヘッドを叩き込み再び3点差をつける。このままでは終われない神戸は前半11分、右サイドを攻めあがった10番江口選手が思い切って右足トゥーキックでミドルシュート。これがディフェンスに当たり、ニアのコースに決まり4-2として2試合合計で9-9として、神戸が優勝ラインへと引き戻す。前半はお互いの攻防の連続。やや神戸の攻撃機会が多いようにも感じるが、さいたまが守備ブロックを作り猛攻に耐え、ゴールライン上のクリアも2回と集中力を切らさない。前半はこのまま終了。まだどちらが優勝するのか全く想像のつかない展開。
次の得点に注目された後半は神戸が優勢。神戸はセット交代を止め、ローテーションでの交代を行うと攻撃が活性化。より攻撃に比重を置いた交代に見える。お互いにチャンスを作りながら、前半と打って変わってスコアが動かない展開が続いたが、次の得点は優勢だった神戸が奪う。後半10分、GK5番竹田選手ボールをキャッチすると素早く速攻開始。右サイドの10番江口選手のスルーパスが走り込む19番の若林選手が合わせたように見えたがそのままゴールへ。触っておらず、江口選手のゴールだという様子を見せたが、記録は19番若林選手のゴール。大きな大きな得点が神戸に入る。しかしミラクルさいたまは諦めない。神戸の攻撃を凌ぎながら反撃のチャンスを狙うさいたまは後半13分、相手のキックインからのパスを奪い、7番秋田谷選手のミドルシュートが絶妙なコースに決まり5-3とする。しかし直後に神戸10番江口選手が得意の形からブラインドを利用した左足シュートが決まり、2戦合計11-10とする。神戸は攻撃の手を緩めないが、徐々にリスクを避けるようなプレーを見せ、タイムマネージメントを始めた残り2分頃から7番秋田谷選手をGKにしてパワープレーを開始。神戸はパワープレーながらプレスを強めてなかなか良い形ができないさいたまは得点を奪えず試合終了のブザー。さいたまが5-4で勝利したものの、2戦合計で神戸が勝ち越し、決勝戦を制し、2年連続優勝を決めた。
