【試合レポート】日本女子フットサルリーグ第3節府中アスレティックFCプリメイラ vs 丸岡RUCK - 女子フットサル|PANNA-FUTSAL

【試合レポート】日本女子フットサルリーグ第3節府中アスレティックFCプリメイラ vs 丸岡RUCK

2017年7月 1日 13:15

 

【第3節】

府中アスレティックFCプリメイラ vs 丸岡RUCK

<得点者>
10:34 11番小林心(丸岡)
31:08 13番高尾茜利(丸岡)
35:54 7番熊坂結女(府中)
38:28 9番千田日向子(府中)

 若いチーム同士の対戦は試合開始からお互いにプレスを掛け合う。府中はピヴォの39番船附選手へシンプルに入れてキープ力を活かして押し上げを図る。ただプレスを掛け合う事でパスをつなぐというよりも必然的にカウンターの場面が多くなる。丸岡は途中から少しラインを引いて府中の攻撃を受けて立ち、奪ってから長い距離のカウンターを狙う。先制点は前半11分、ディフェンスの裏に抜けた11番小林選手にスルーパス。飛び出してくるGKを交わしてゴールへ。必死に戻ってきたディフェンスも足に当てるがクリアしきれずゴール。丸岡が1-0と先制点を奪う。プレスを掛け合う中、お互いに体をぶつけ合う球際の攻防が多いものの、ファールの笛は少ないクリーンで且つ激しい展開。丸岡がカウンターから何度もチャンスが生まれるが、ディフェンスとGKの連携でゴールを許さず、1-0のままハーフタイムを迎える。

 後半も同じような展開が続くが、丸岡は依然引いた守備ラインからボールに対してアプローチをしていく。なかなかボールが落ち着かない展開が続くが、やや丸岡優勢か。しかし後半10分過ぎに府中がGKを交わされてピンチを迎えるが19番山川選手が掻き出し、寸前の所でピンチを救う。すると後半12分、丸岡のカウンターからゴール前の波状攻撃から最後は13番高尾選手が素早い反応で押し込み2-0と2点差に突き放す。リードを広げられた府中は徐々にピヴォを使った攻撃が徐々に増え始め、丸岡のゴール前での攻防が増える。すると後半16分、府中7番熊坂選手の左足シュートが糸を引くようにゴールに吸い込まれ1点を返す。これで俄然勢いが出てきた府中は続く後半19分にドリブルで中央から右へ展開した9番千田選手が思い切ってミドルシュート。これがディフェンスに当たりコースが変わり、GKの逆を突く形でゴールに吸い込まれ、土壇場で同点に追い付く。試合はこのまま2-2のタイスコアのままタイムアップ。同点ながら笛が鳴った瞬間の両チームの表情が対照的だった。

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<丸岡RUCK試合後記者会見>

田中監督:とっても大きな勝ち点2を失ってしまったというのが感想です。2点差になって残りの時間を見て行けるんではないかと思って選手の交代を遅らせてしまった。体格が平均身長が5cm、平均体重が8kg違ったのですが、見るからに大きな体格に少し怖がって高校生を使えなかったのが敗因かなと。責任は全て自分にあると思っています。しっかり皆で練習してきて1対1は負けなかったし、セットプレーもついていきました。ただ決められるところを決められなかった中でも2点リードしていけると思ったのですが、選手を引っ張りすぎて同点になってしまった。自分達にとっては敗戦かなと思っています。今日の事を糧にしてもっともっと選手を信頼して全員で戦えるチームを作っていきたいと思います。それにしても府中さんは体が大きくて当たり負けしなくてとても良いチームだなと思いました。今度戦う時はしっかりと倒したいです。

浅野選手:RUCKは最初に失点する事が多いのですが、最近では集中して先に点を取れる事が多くなって、今日も皆集中して臨めて1点を取って追加点も奪えたのでこのまま行けると思っていました。失点してもすぐに切り替える事ができたのですが、引き分けに持ち込まれてしまってとても悔しいです。でも皆が体を張って頑張って1対1も負けてなかったので、結果は悔しいですが、成長も感じられたのかなと思っています。負けた訳でもなく、これからも試合は続くので気持ちを切り替えて次の試合に合わせて調整していきたいなと思っています。

 - 前節枝Dを駆使してオールコートプレスが功を奏したと話されていました。今日は序盤はプレスをかけていましたが、途中から少し引きました。この意図は何だったのでしょうか。

田中監督:いろんな事を想定してやってきました。府中さんは引いているとボール回しができないかなと。一回引いてカウンターのスペースを作ろうと想い、実際高尾が突破したりしてチャンスを作っていました。後半も思い通りの試合運びができたのですが、長丁場のリーグ戦を戦っていく中でいろんな事を試す為に前プレだけでなくて、スペースを活かす事も考えました。

 - 相手の体格というコメントが監督からも出ていましたが、実際に圧を感じるところはありましたでしょうか。

浅野選手:はい、実際に(ウチが)ボールを持った瞬間に相手の距離も近く、結構負けそうなところもあったのですが、それでも当たり負けせず、勝負できている場面もあったと思います。

 - 次の試合に向けての調整はどの点を挙げられますか

田中監督:次の試合から5番五十嵐選手が帰ってきて本来のRUCKのフットサルができると思います。今日もフィクソが1枚足りなくて9番北川をフィクソにしたのですが、持ちこたえられられませんでした。次の試合からはもう一度誰がスタメンになるかとか先発になるとかは一旦白紙にして、2週間競争して臨みたいと思います。

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<府中アスレティックFCプリメイラ試合後記者会見>

松田監督:相手の攻撃が早い事を想定していました。試合序盤なかなか流れが掴めず、最初に失点する展開となりましたが、徐々に慣れてきて落ち着くことができたと思います。後半になり、だんだん自分達のやりたい事ができるようになり、主導権を握れるようになってきました。試合序盤に2得点して同点に追い付けたのは選手達が最後まで諦めずに戦ってくれた結果だったと思います。選手は本当に頑張ってくれました。

縄田選手:前半受け身になってしまってしまって先制点も取られてしまいましたが、後半徐々に自分達のやりたい事ができるようになって手応えもありました。同点に追い付く事ができましたが、勝てなかったという事はとても残念です。その位良い雰囲気で試合ができました。

 - 丸岡は前節オールコートプレスをしてきましたが、意外に感じたような事はありましたか?

確かにもっと来るのかなと思っていましたが、最初あまりプレスが来なくて、途中からプレスを強めてまた一旦引いてという展開だと思いますが、「あ、来ないんだ」という印象は確かにありました。ただどちらも想定して選手に伝えていたので、チームとしての準備はできていました。

 - 昨年丸岡と戦ってみて今年との印象の違いはありましたか?

縄田選手:昨年と比べると、丸岡というチームがどういう事をするか知っていた事もありますが、相手の特徴は昨年戦った時とそれほど変わりませんでした。ただもっとピヴォを使って攻撃してくるイメージがあったのですが、今日はそれほどでもなかったと感じました。ピヴォ当てされた方が嫌な印象がありましたので、少し助かったかなという気もしています。

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