【試合後インタビュー】フットサル日本女子代表vs兵庫県女子選抜 - 女子フットサル|PANNA-FUTSAL

【試合後インタビュー】フットサル日本女子代表vs兵庫県女子選抜

2015年7月17日 20:05

【フットサル日本女子代表在原監督】

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- 試合の感想をお願いします(司会)

在原:今回の活動は今年9月に行われるAFC女子フットサル選手権の準備ですが、KOBEフェスタという人の注目される場所で強化試合をさせてもらえるという事に非常に満足しており、関係者の方々のご尽力に感謝致します。チームはAFCに向けて準備を始めたばかりです。昨年の12月以来の活動になるので以前参加した選手も頭は覚えていても身体が覚えていないという状態から私たちのスタイルにどうやって戻していくか、そして見えた課題について改善していくかという最中です。昨日1日練習しただけなのでどれほどのプレーができるのかというのは不透明な部分が多かった試合でしたが、選手の飲みこみも早く、私達コーチ陣の要求に応えてくれた試合だったと思います。今日は前半と後半でメンバーを変えて戦いました。試合ではありますが、トレーニングとしても貴重な時間なのでどれだけ高い強度の中で私達のスタイルを出していけるかという事を目標として試合に臨みました。いろいろな意図がありましたが、トレーニングとして本気で試合を行いました。いずれにしても選手のハードワークには満足していますし、特に兵庫が迫力あるプレーを見せてくれた事で日本において高いレベルの試合をプレゼンテーションできたという事にも喜びを感じています。

- 前半と後半で選手を分けた意図は何でしょう。(PANNA-FUTSAL)

在原:非常に短い活動時間なので、私たちの軸を維持しながら補強して行けるのかというのが使命だと思っています。前半出場の選手は昨年のワールドトーナメントに出場し、基本的なプレーの構造を知っている選手達を使いました。且つもう一つはAFCの準備なので、初戦準備期間の少ない中で対戦するベトナムに対してうまくいかない時間も含めてどうやって試合をマネジメントしていくかという課題に取り組んでもらったのが前半の選手達でした。後半は初めての選手、復帰した選手がいる構成だったので、前半常にフィードバックを彼女達に送っていた中で、後半どれだけ適応力があるかという事を見ていました。不慣れな部分はあったと思いますが、思ったよりも早く適応してくれましたし、後半の戦いぶりから正当なチャレンジの権利を得たのではと思います。後半の選手達がグループに導入する為の方法として前半と後半で選手を切り分け、それが今回は効果的な方法だと思っています。

- 今回のトレーニンキャンプの日程には現在の日本のTOPリーグである地域リーグの東海リーグも開催されました。そして9月予定のAFC女子フットサル選手権の日程には全日本女子フットサル選手権の予選が重なっている地域もあります。これによって招集選手に影響を及ぼす可能性はありますでしょうか。(PANNA-FUTSAL)

在原:影響があるかどうかというとそれはありません。各クラブが協力して下さっているので召集には協力的で、日本全体で女子フットサルを盛り上げようという気運を感じます。その一方でチーム側のマネージメントに負担をかけてしまっている事は否めません。男子と違って全国リーグが無い中で各地域の連盟がJFA、その先のAFCという組織と調整をする事が非常に難しい時代だと思っています。課題を全員で共有して乗り越えていく事が求められると思いますし、いくつかのクラブにおいては自分達の公式戦がある事を理解した上で代表に送り出して下さっているので、私達にできる事は選手をより上手くしてチームに戻してあげる事、アジアをしっかりと勝ち抜くという姿を見せる事で彼女達が日々頑張っている日常にサポートをするニュースを届ける、そういった協力を今はしていかなければならない時期だと思っています。そういった課題が日本全体で共有されれば、いかにしてカレンダーを合わせていくかという時代が男子同様訪れる時期が来ると思うので、今はその移行期間なのかなと考えています。

- KOBEフェスタ以降のAFCに向けての代表活動の予定はありますでしょうか。(フットサルタイムズ)

まだ確定はしていないのですが、AFCに臨む直前合宿は国内または現地で行う方向で調整しています。トレーニングマッチに関してはタイトなスケジュールの中では難しいと思っています。しかしトレーニングの中でクラブチーム等に来ていただいて行うという事はあるかと想います。今回のような舞台を用意できる予定は今の所ありませんが、調整した結果、壮行試合をして送り出していただけるのであれば嬉しい事ですが、AFCの日程事態決定が遅れましたし調整は難しいかなと思っています。

- なでしこJAPANがW杯が準優勝して女子フットボールの環境を盛り上げいこうという時期にあると感じます。女子フットサルとしては環境面の改善や価値を高める為にどういう所を目指していく事を考えていますか?(フリーランス本田)

在原:私達にできる事は、大会の成績、スコア等で良いニュースを届ける事しかチームとしてはできないと思います。私達自身の価値を上げて行く為にも支援して下さいという為の素材をどうやって作っていくのかという段階だと思ってます。頑張ったので応援して下さいというのは違うと思っています。そもそも女子には全国リーグもありませんし、いかにして私達がサポートしたいと思ってもらえるか、サポートする事でWIN-WINになる必要があるという事は”二次的”に考えています。代表チームとしては大会成果で期待に応える成績を残す事しかできないと思いますので勝利を目指すだけです。

 

【堀田えり子選手】

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- 本日は勝利おめでとうございます。

堀田:ありがとうございます。

- 昨年のワールドトーナメントを経て、今日見ていると安定感が増したのかなと感じました。

堀田:1日しか練習していないのですが、みんなで思い出しながらやっています(笑)去年の時よりは戸惑いも少なくやれたかなと思っています。

- トリムカップ優勝の兵庫県女子選抜との対戦で手応え等を感じたように見えましたが

堀田:やりながら自分達で変化を加えてやっていけました。しかし海外の選手との対戦だとリーチやスピードも違うので、そこでも落ち着いて今日みたいにやっていければと思います。今後トレーニングがあるのでその中で全体的にレベルアップできれば良いかなと思います。

- 翌々日の19(日)は全く知らないカタルーニャ州選抜(スペイン)という全く知らないチームとの対戦があります。

堀田:海外の選手とやれるという機会はなかなか無いものですし、恐らく身体能力も違うと思うので、よりAFCに向けてチームとしてトレーニングを積み重ねて、今日以上に良くして行ければなと思っています。個人的には今日ミスも多かったので修正して行ければなと思います。

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