【試合レポート】第5回世界女子フットサルトーナメント5位決定戦フットサル日本女子代表vsフットサルグアテマラ女子代表 - 女子フットサル|PANNA-FUTSAL

【試合レポート】第5回世界女子フットサルトーナメント5位決定戦フットサル日本女子代表vsフットサルグアテマラ女子代表

2014年12月15日 20:10

【5位決定戦】

フットサル日本女子代表 1-2 フットサルグアテマラ女子代表

得点者:12分11番藤田選手

 

 グループリーグ3位となり、5位決定戦に回ったフットサル日本女子代表の相手はグアテマラ代表。過去2010年大会の予選リーグで対戦しており、2-1で勝利している。5年ぶりの対戦、日本の先発はGK16番佐藤選手(gang)、8番坂田選手(SWHL)、10番中島選手(Burela:スペイン)、14番加藤選手(浦安)、15番園田選手(京都精華)。日本は短い距離でショートパスをつなぎリズムを掴む。プレスもしっかり効いており、ボールを奪った後のカウンターの出足も良い。ポゼッションからの前線へのボールの精度に差があるが、選手たちの意思統一はされている感はある。すると前半12分左サイドギリギリで残した10番中島選手からカウンターで中央に走り込んだ7番吉林選手と左サイドをワンツーで抜け出てファーサイドへラストパス。これをトップスピードで走り込んだ11番藤田選手(arco)がスライディングしながら押し込み、日本が先制点を奪う。グアテマラもカウンターやセットプレイからチャンスを作り、バーを叩くシュートも2度程あったが、守備を崩されている訳ではなく、前半は日本のペースのまま1-0とリードして後半を迎えた。

 後半の立ち上がりのセットは前半と同様。少しやり方を変えたか、やや選手間の距離が長くなり、間を使ってピヴォへ入れて一気にゴールへ迫る。何度もチャンスを作り、ゴールへ迫るが、ラストパスがずれたり、シュートが枠を捉えられずに追加点が奪えない。ポゼッションは明らかに日本だが、グアテマラもカウンターからチャンスを作り、5番グロリアが起点となり、左利きの8番ホセラインの強烈なシュートを武器に日本を攻め立てる。チャンスは日本の方が多かったがなかなか決める事ができない中、時間は刻々と過ぎて行った後半17分、グアテマラはパスアンドゴーで長い距離を走ってディフェンスを振り切り、放った左足シュートがファーポストに当たり跳ね返ると走り込んだ8番ホセラインが押し込み同点に追いつく。すぐさまタイムアウトを取った日本は2番堀田選手(SAICOLO)をGKにして4番春山選手、7番吉林選手(Alicante:スペイン)、10番中嶋選手、11番藤田選手パワープレイを開始。グアテマラは勢いに乗ってボールに積極的にプレスをかけて奪いに行く中、後ろ3枚で回してギャップを作り、縦へ入れてチャンスを作る。しかし残り1分28秒、パワープレイにひるまないグアテマラは鋭い出足から横パスをカット。そのまま無人のゴールへと流し込み、日本は土壇場で1点のビハインドを背負う事となってしまった。日本はパワープレイを止め、15番園田選手をコートへ送り出し、必死に攻め立て、7番吉林選手のミドルシュートがクロスバーを叩く場面もあったが、ゴールを奪えず試合終了のブザーが会場に鳴り響いた。敗戦により日本は今大会6位の成績で大会を終えた。

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【在原監督インタビュー】

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 - 今日のグアテマラ戦1-2と逆転負けとなりました。うまくいった点、うまくいかなかった点を教えて下さい。

在原:前半は今までのやり方のまま同じように取り組み、相手もレベルも違うのでシンプルにプレスのラインも挙げられましたし、攻撃でもゴールまで到達するのは少なかったのかもしれませんが、プレスを回避する事については明らかに日本のスタイルでできるというのは分かりました。後半は少しやり方を変えて幅をあえて使っていこうという戦い方に変え、グアテマラはマンツーマンがベースだったので人と人の間が広がったところでピヴォに入れてゴール前に雪崩れ込む事でもう少し垂直方向の意識を持たせたかったです。非常に良く機能してゴールチャンスも増えましたが、リバウンドを拾う選手がそこに到達できるかという点においてはまだまだ課題を感じました。フィニッシュという意味ではなかなかアウトレンジからの良いシュートは打つことができていないチームなのでいかにしてリバウンドですとか、ゴール前に人数をかけてゴールを奪うのかという所にチャレンジしなくてはいけません。当然グアテマラは鋭いカウンターを持っていますし、リスクのある事は分かっていましたが、失点シーンは分かった上でのリスクを取ってやられてしまったのはワイドにする事を選んだ私の責任でもありますし、日本もまだまだいろんな側面で足りない部分があるというのはプレーの中で分かったと思います。

 パワープレーに関しては単純に監督の決断ですので、うまく行く日もあればうまくいかない日もあると思いますが、少し迷いを生んでしまったというのは監督の責任であり、選手はよくやってくれたと思います。想定よりグアテマラが高いラインを引いてきたのでパワープレーをもうワンプレーやった上で止めようと思っていたのですが、そのワンプレーでやられてしまったのは自分として甘さが出てしまった部分なのかなと責任を感じています。その後に2-2や3-1にしてゴール前に圧力をかけてもう一度ペースを掴もうとして、残り時間ゴールへ向かって行くプレイを増やす事ができたので、もう一度日本のペースに持って行けたというのは明らかに選手の意識が統一できていましたし、そこでゴールが生まれる事が一番良かったのですが、当然相手もディフェンスしますし、必ずしも良いプレッシャーができたといっても点が入る訳でもないです。体力的に弱かった訳ではなく、延長戦を嫌ったという訳ではありませんが、単純に勝ちに行く為にここに立っている上で準備をしてきたものをコート上で表現した結果、敗れてしまったという事ですし、グアテマラも以前と比べても良くなっており、5番の選手のように特に良い選手もいるので、日本もまだこの実力だという事だと思います。ロシアに勝ちますが、同じようなレベルの相手とやっても世界ではまだまだ簡単に勝つ事ができないという現在の日本の位置を物語っているのだと思います。

 - この試合に限らず、大会の総括をお願いします。

在原:ロシア戦の後、ブラジル戦の後も振り返りましたが、現在の状況でも工夫を凝らせば世界相手でも戦う事できるという点が分かったというのは大きな成果だと思いますし、日本の今の身の丈に合った戦い方というのは、必ずしも男子がやっている事だとか世界の強豪のやっているスタイルだけではないという事は証明できたと思います。そのプレーによってアジアや北中米等のベスト4を除いたチーム達が私達もできるという流れができる事が、ワールドカップ開催を全員が切望する中で競技力が上がっていく事、注目されていく意味では非常に重要な事だと思いますし、そこに影響を及ぼす勝利を収める事ができたというのは今回の大会では大きい出来事だったと思います。それもフロックではなくて、意図的に狙いに行って、それが機能した上で得た成果です。今日の敗戦のショックはありますが、自信を持って胸張って日本へ帰る事ができる事をやり遂げたというのが一番大きいと思います。

 課題に関して言うとやはりまだまだフィニッシュは引き続き取り組んでいかなくてはいけない部分ではありますし、攻撃のカウンターの精度という所もまだまだやるべき所はたくさんあります。ディフェンスも細かい所で言うとたくさんあります。全ての側面で課題があるので限られた時間の中で準備をして臨むには、ある側面にフォーカスして準備をしていかなければ、日本はまだまだ大会を戦うにつれてチームを作って準決勝を目指せるような力はないので、それを少しでも一回毎の大会だとか、国内の競技環境だとか、新しい選手や若い選手達が日本代表に入ってくる環境を作りながら、これはもう日本代表で触れなくて良いよねというものが少しずつ増えていく事ができればまた世界に近づいていけると思いますし。代表活動だけでは解決できませんから、日本全体で取り組んでいかなくてはいけないと思います。その為に得た情報や失敗や、挑戦して成功した事を日本に持ち帰って、なるべく多くの方と共有できる方法を得たいと思いますし、監督一人だけじゃなくて選手全員それぞれがいろんな経験を持ち帰ると思うので、まずはその情報をチームメイトだとか、周りの日本代表を目指したい選手や自分が教えている子供達にしっかりと共有する所を責任持ってやる必要があると思いますし、今から選手たちと話をして行きたいと思っています。

 - 中島選手が所属チームの事情で離脱してしまいますが、帰国後神戸で国内初の国際Aマッチが開催されます。抱負をお聞かせ下さい。

在原:初めての日本国内でフットサル日本女子代表が世界と戦った後に国際試合を行う事ができるのですが、時差ボケや気候の違い等もあってホームなのにハンディキャップはあるのですが、それを越えるだけの誇りだとか喜びが選手達には湧き上がって来ると思います。ロシアに勝った日本という点で僅かながらも注目を集める事ができたと思いますので、何に取り組んでいるのかなと興味を持っていただいた方には、是非とも足を運んでいただいて、男子の試合の前に15時から女子の試合があるという事を知っていただいた上で、観戦いただければと思います。

第5回世界女子フットサルトーナメント特設ページ

 

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