第10回全日本女子フットサル選手権関西大会代表決定戦Futsal Club VALE寝屋川レディース vs arco-iris KOBE - 女子フットサル|PANNA-FUTSAL

第10回全日本女子フットサル選手権関西大会代表決定戦Futsal Club VALE寝屋川レディース vs arco-iris KOBE

2013年9月28日 22:10


Futsal Club VALE寝屋川レディース 0-0(PK2-4) arco-iris KOBE

得点者:

 勝てば全国の代表決定戦、予選リーグは10分プレイングだった時間が、15分プレイングとなった。立ち上がりから気合が入るのはVALE。キックオフ直後に早速18番金房選手が左足のロングシュートを放ち、ベンチも盛り上がる。日本代表経験者5名を要するarcoはチャンスとあらばどんどんシュートを打ち、そしてサイドを突破してチャンスを作り出す。前からプレスをかけるarcoに対してVALEはリスク回避すべくGKからのロングスローを多用する。VALEのGK1番山本選手の投げるロングスローはarcoゴール前に届き、プレス回避と攻撃の押し上げを兼ねた策となっていた。arcoは予選リーグから5人でフィールを回していたが、前半7分に19番若林選手が後頭部を強打し、コートにうずくまる。一旦退場したものの、数分後にコートに復帰した。このプレイでもあるようにお互いに高いフィジカル能力を活かして体をぶつけ合う激しい試合展開。審判のファール基準がやや緩かった事もあり、両チーム共に少し判定にナーバスになる場面もあった。試合自体はarcoが攻め込む機会が多くVALEが引いて守る展開は続く。時折VALEがカウンターで攻め上がるがフィクソの6番井野選手の巧みなカバーリングに阻まれ、なかなかシュートまで持ち込めない。前半はarcoシュート26本、VALE1本という状況だった。

 後半に入り、arcoが何度も決定機を作り出すが、VALEのGK1番山本選手が尽くシャットアウト、arco応援席からは何度もため息が漏れる。守り慣れてきたという表現が正しいのか分からないが、arcoの攻撃のパターンを読み始め対応され、決定機もGKの好守に阻まれ、嫌な展開が続く。時折、VALEがコーナーキックやキックインからセットプレイからのサインプレイで惜しいチャンスを作る場面もあり、全く予測できない展開に。arcoもコンビネーションで崩すというよりは高い個の力を前面に出す事にこだわっているチームカラーという事もあり、意外性という面ではやや乏しい状況も見られた。でもarcoの気持ちは本当に強く、この試合でもフィールドプレイヤーを5人で回しながら、タイムアウトの際も時間半ばでコートに戻り、細かい指示を受けるVALEに睨みをきかせる。それでもarcoも徐々に疲れが見え、切り返す場面が少なくなった事で相手のディフェンスに引っかかる場面も目立ってきた。得点が生まれない息詰まる後半は、arcoが前半を上回る34本のシュートを放ちながら、得点が奪えず試合は延長戦を行わず、勝負の行方はPK戦に委ねられる事となった。
 
 PK戦と言えば、昨年の関西大会はarcoが同じ大阪代表のチェリーブロッサムにPK戦で敗退し、全国への道が途絶えただけに嫌な記憶がよぎる。VALEが先攻となったPK戦は2人目までお互いに成功させたが、VALEが3人目、4人目のシュートが枠を捉えられずゴールを外れた。それに対してarcoは3人目の19番若林選手、10番中野選手が冷静にゴールを決めて勝負あり。昨年PK戦に泣いたarcoがそのトラウマを乗り越え、見事に関西大会を勝ち抜き、全国大会出場を決めた。

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