監督インタビューとFUN優勝の分析

2012年11月 4日 22:30

FUNフットサルクラブLadies com VEEX監督インタビュー

?優勝おめでとうございます。

初日は2勝できました。2日目の第3試合は選手を休ませたいという気持ちがありました。結果負けてしまいまい、サポーターの前で恥ずかしい思いをさせてしまったが、それは大会に優勝する為。優勝すれば負けた事は忘れてしまう。だから負けた後もミーティングして結束を深めてきました。「新しい歴史を作ろう」を合言葉に今シーズン頑張ってきました。5連覇した時からいろいろな事情でメンバーが変わりました。今のメンバーで少しずつ修正して昨年出場を逃した全国大会へ出場できました。しかし全国大会へ出るだけでなく、「エリートコースに戻ろう」と伝え続けました。それに選手は応えてくれました。今日優勝できた事は本当に嬉しいです。

?東京でも優勝できず、関東大会でも3位で全国大会へギリギリ出場となりました。

それが結果的にメンタルを鍛える事ができました。東京で何位でも関東で何位でも全国大会へ出れば同じ事。最後に優勝できれば何の問題も無いと言い続けてきました。

?やはりチームにはメンタルが足りなかったという面がありましたか?

以前は経験のある選手に付いていけば良かったが、その選手達がいなくなってしまった。そこで自分達がやるしかないと感じて選手たちが頑張ってくれました。

?準決勝、決勝でのFUNの気迫は今までとは違うものを感じましたが

試合の前に選手達に伝えました。準決勝、決勝は戦争だと。そしてサポーター、家族、スポンサーへの感謝を忘れないようにと。みんなわざわざお金を払ってFUNを応援してくれている。無料で北九州へ来てくれている訳ではないから。

?優勝で「エリート」に戻れました。また追われる立場になりますが。

優勝できた事は本当に嬉しかったです。でもすぐに関東リーグも再開します。優勝を少し喜んだ後に関東リーグに向かって気持ちを切り替えていきたいと思います。



FUNフットサルクラブ com VEEXの優勝で幕を閉じたこの大会。結果だけを見るとさすがという結果に見えるかもしれないが、東京都大会から見ている筆者にとってはFUNの優勝には「負ける事で強くなっていった」という印象だ。

FUNは全日本女子大会2?6回に5年連続全国出場を果たし、その5回全てに優勝している。そのFUNの牙城を崩したのは第7回大会の武蔵野短期大学シエンシアだった。全国大会の準決勝で敗北し女王の座から陥落。シーズンオフには宇津木選手の移籍、中島選手のスペイン移籍等の影響もあり、昨年第8回大会では関東大会で敗退し、リベンジの機会すら失ってしまった。更に関東リーグのタイトルをも逃し不本意なシーズンとなってしまった。シーズンオフには日本代表小出選手の SWHL(兵庫)への移籍もあり、更に戦力的に厳しくなった。

迎えた今シーズン、関東リーグでは順調な滑り出しを見せたが、全日本東京都大会では決勝でCAFURINGAに敗北。関東大会でも準決勝で再びCAFURINGAにPKの末破れ3位決定戦へ。その3位決定戦では残り約3分まで2点をリードされるという窮地に追い込まれた。「今年のFUNはチョット厳しいかな」、そんな声も聞かれる程だった。全国大会では予選リーグ、ファンレディースFC(宮城)戦での敗戦は準決勝を見据えた主力温存の方針もあったものの屈辱的な敗戦だったはずだ。丸岡RUCKレディースという新鋭の躍進に期待する声もあった準決勝、常に試合の主導権を握り9-2の圧勝。その勢いは決勝戦でも如何なく発揮され宿敵浦安を下し、女王の座を奪い返した。

では昨年に比べて何が良かったのだろう。自分の勝手な分析では10代の選手の加入が一番大きかったのではないかと考えている。経験の浅い10代の選手2名が入った事で選手それぞれに自覚が生まれたように感じる。自らが模範となり、フットサルをしっかりと伝えなくてはいけないという事で自分自身の戦術理解度を深める事ができた。そして年下の選手に負けられないという気持ちも強かったはずだ。それらをチーム全体で「誰かがやってくれる」ではなく「自分がやらなくては」という気持ちに変わっていた事だと分析している。

その上でまだまだ課題も多い事は事実。それは自分達が一番知っている事だろう。新しい歴史を作ったFUN。女王の座に返り咲き、再び目標とされる立場になった。来年の全日本女子フットサル選手権が楽しみでならない。

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