準決勝FUNフットサルクラブLadies vs 武蔵丘短期大学シエンシア - 女子フットサル|PANNA-FUTSAL

準決勝FUNフットサルクラブLadies vs 武蔵丘短期大学シエンシア

2010年9月26日 20:55

FUNフットサルクラブLadies 4?2 武蔵丘短期大学シエンシア

※前後半1-1、延長戦3-1

 

女王FUNフットサルクラブLadies(以下FUN)に超新星の武蔵丘短期大学シエンシア(以下武蔵丘)が挑む準決勝は注目度の高い試合であり、多くの視線が集まるゲームとなった。先発はFUNがGK?手塚選手、?宇津木選手、?四宮選手、?中島選手、?小出選手と全員東京都選抜というメンバー。そして武蔵丘はGK?齋田選手、?上江洲選手、?鈴木選手、?杉山選手、22番柴田選手と現役選手中心で揃えてきた。

立ち上がりから両チームともにリスクを回避しながらの睨みあいがつつく様相。お互いに無理はしないもののここぞという時にはカウンターで一気に押し上げる形で攻撃を組み立てていた。試合が動いたのは前半7分、武蔵丘は右サイドで浮き玉でワンツーを成功させぺナルティエリアへ侵入しダイレクトで?石田選手が押し込み挑戦者武蔵丘が先制点を奪う。チャンスらしいチャンスを作れないでいた武蔵丘はこのチャンスを確実にものにした。しかしFUNはタイムアウトを取った直後の前半12分に右サイドコーナーキックからセットプレーで?中島選手がフリーで右足を振り抜き同点ゴールを奪う。前半はスコアも試合内容もほぼ互角の内容に見えた。

後半に入りいつものようにFUNはGKを?森選手へ交代。後半は積極的に交代を行うが、やや特定メンバーの出場時間が多いようにも感じるFUN。武蔵丘は基本は2セットを作り、時間帯に応じて交代を行っていた。武蔵丘は積極的にドリブル突破を図ろうとするが、カバーリングでFUNが対応しカウンターに対しても素早い切り替えで守備を整える。FUNはボールをじっくり回すが、なかなかゴール近くへは侵入できず遠目からのシュートに終始していた。しかし試合が中盤を過ぎたあたりからお互いにサイドの突破やカウンターからビックチャンスが生まれクロスバーに当たる、そしてGKと1対1の場面、スライディングでシュートをブロックする場面など手に汗握る場面で観客席からもため息が生まれる。時間はあっという間に過ぎ前後半合わせた24分が終了し、大会規定で前後半5分ずつの延長戦へ突入。しかしこの試合のボディコンタクトのジャッジに苦しむ武蔵丘は後半10分程に5つ目をカウントしてしまっており、延長戦にはこのカウントが繰り越される。これが延長戦に影響をもたらすのか・・・。

 

延長戦30秒でいきなり試合は動いた。カウンター攻撃でFUN?四宮選手がドリブルで持ち出し右サイド?中島選手とロングワンツーを行い、気迫のスライディングシュートが決まり勝ち越し点を決める。更に直後にも逆に?四宮選手のアシストで?中島選手が決めて2点差。ここで集中力が切れたか武蔵丘はファールを犯し第2PKを献上。これを?中島選手が決めて一気に3点差とした。武蔵丘は延長後半に1点を返したが延長戦の勢いで4-2のスコアで武蔵丘を退けた。

延長戦開始直後のFUNの畳み掛ける攻撃は見事だった。これぞ女王と言わせる試合運び一気に流れを変えたのはオスカー監督の試合を読んだ絶妙な指示もあるのではないだろうか。前半のタイムアウト後の得点も考えれば納得もできる。またこの試合のFUNの気迫は並々ならぬものだったのも事実。ここまで気迫を出すFUNも珍しく、武蔵丘もフットサルは気持ちのスポーツだという事を目にした初めての体験だったのかもしれない。しかしここまでFUNを追い詰めたチームは全国を見ても数える程度しかいない。初めて見た3月から比べてもフットサルにフィットしてきている事を考えると末恐ろしささえ感じる。「また両チームの対戦を見てみたい。」そう感じる見応えのあるゲームだった。

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