第6回全日本女子フットサル選手権大会東京都予選2次ラウンド(1) - 女子フットサル|PANNA-FUTSAL

第6回全日本女子フットサル選手権大会東京都予選2次ラウンド(1)

2009年7月19日 13:28

 1次ラウンドが開催された翌日の7/19(日)、同じ駒沢屋内球技場で2次ラウンドが行なわれた。昨日に引き続き2コートで同時に試合進行されたが、2次ラウンドより12分プレイングタイムとなった。5連覇を狙うファンレディースをはじめとする1部のチームも2次ラウンドより登場。1次ラウンドを勝ち上がったチームがどうやって1部に食い下がるか注目された。

 

ファンレディース vs BSCレディース(Aコート)

諸般の事情でBSCレディースが棄権したため、ファンレディースの不戦勝となった。

 

 

アーリー.f.t 7-2 グレートガールズ(Bコート)

 先制点はアーリー.f.t。開始わずか10秒だった。先制点に続き開始5分で5点を奪う猛攻で一気に試合を決めた。試合開始直後からアーリー.f.tはボール保持者に対して複数で囲むようベンチからも指示が飛びそれを着実に遂行し面白いようにボール奪取していた。一方のグレートガールズもロングボール主体で攻めるがGKが冷静に対処しなかなかゴールを割れない。オウンゴールと審判の判定に一瞬気が抜けたアーリー.f.tから計2点を取り返したが終わってみれば7-2。1部とオープンリーグのチームの戦いはオープンリーグのアーリー.f.tが完勝だった。

DSC02013.jpg

DSC01993.jpg

 

Forest ANNEX  2-2(PK4-5) フュージョン(Aコート)

 この試合も1部とオープンリーグの試合の対戦。試合序盤からForest ANNEXがボールを支配。いつもは裏のスペースを狙う場面も多いが、この日はしっかりとつなぎチャンスをうかがう。先制点は4分、Forest ANNEX?桑田選手がハーフウェイ付近からロングシュート。これが豪快にゴールネットに決まり場内がどよめいた。9分にもForest ANNEX11番山本選手がペナルティエリア付近でのこぼれ球を思い切り右足でシュート。低い弾道でネットに突き刺さり追加点。2-0で前半は終了した。

 後半に入りなかなか決定機を決められないForest ANNEXだったが主導権を握りながら試合は淡々と過ぎていく。後半9分にForest ANNEXがタイムアウトを取った直後にスコアが動いた。フュージョン4番大石選手が敵陣でパスカットしてそのままGKとの1対1を冷静に決める。劣勢だったフュージョンがこれで一気に盛り上がった。続いて後半10分ゴールスローをまたもやフュージョン4番大石選手がバックヘッドで流し込み同点。このままタイムアップしPK戦へ流れ込む事となった。悪い流れは断ち切れずForest ANNEXはPK戦では有利と言われる先攻ながら1人目を3人目とPK失敗。しかしフュージョンも決めれば勝てる4人目、5人目を決められずサドンデスへ突入。6人目は両チーム共決めたが7人目をForest ANNEXが外してしまう。対するフュージョンは確実に決めて勝負あり。オープンリーグ所属で今大会初参加のフュージョンがジャイアントキリングを起こした。 

DSC02123.jpg

DSC02145.jpg

 

ASVペスカドーラ町田 バイラリーナス 6-0 CA エボリューション エルマナス(Bピッチ)

 試合開始から判断力と技術に勝る町田が一方的にボール支配をする。開始2分キックインからの戦術がピタリとはまり文句なしの先制点。観客席から溜め息が聞こえるほどの完璧なセットプレイだった。しかし決定機をことごとくGKのファインセーブに阻まれ、なかなかゴールが決められず前半は1-0で折り返す。

 しかし後半に入り1分、2分、3分と立て続けにゴールされ終わってみれば6-0。後半もGKの好守があっただけにもっと点を取られていてもおかしくない展開だった。エボリューションも精度の向上したセットプレイで惜しい場面もあったが、1部の町田から得点をあげる事ができなかった。

DSC02062.jpg

DSC02112.jpg

 

カフリンガボーイズ 東久留米 8-3 デルソーレ中野レディース(Aコート)

 試合序盤はお互いにチャンスを作りシュートまで持っていく場面が多かったが、1分、5分、9分と着実に加点していったのはカフリンガボーイズ 東久留米。中野も全く歯が立たない訳ではなかったが、チャンスを確実に決めたカフリンガにうまくいなされたように感じた。

 後半開始40秒、1分と中野が得点。反撃の狼煙を上げたがそれに対してカフリンガは3分、4分、5分、5分と立て続けに追加点を決め、中野の心を圧し折った。それでも中野の技術は充分通用する事が確認できたが、選手によっては前に急ぎすぎたり判断が遅かったりした部分があり、それをカフリンガにつけ込まれた感があったがのびしろを考えれば中野には決して有益な敗戦だったのではと感じる。この日のカフリンガはベンチ入りメンバーも多く余裕を持っての試合運びだった。

DSC02233.jpg

DSC02243.jpg

 

C's FC vs 府中アスレティックFCレディース(Bコート)

 持ち前の堅い守備で何とか接戦に持ち込もうとするC'sに対していきなり前半1分府中が肘鉄を食らわせた。ペナルティエリア内で必死に体を投げ出すGKをあざ笑うかのような冷静なループシュートで先制点を奪取する。それ以後もボールを繋ぐ府中に対してC'sも集中して堅守をみせる。しかし予想に反して前半の内にC'sが逆転する。前半6分に2番白鳥選手、直後に14番月田選手が立て続けに府中のゴールにシュートを叩き込んだ。俄然盛り上がるC'sベンチとまさかの展開に困惑する府中ベンチ。前半はこのままスコアが動かず2-1C'sリードで折り返す。

 後半もC'sはじっくりボールをキープするまではできなかったが、体をなげうってのディフェンスで食い下がる。府中はフリーでシュートのできる決定機をことごとく外してしまい、枠に飛んできたシュートはC'sのGK19番藤川選手を中心に全員でゴールに鍵をかける。結局後半もスコアは動かずC'sが初のベスト8入りを果たした。この試合C'sは決してコートに立てた選手は多くは無かったがその分ベンチからの声援やバックアップがあり全員で戦っていた感がある。以前よりチームワークが良く非常に元気なチームだったが、チーム一丸となり見事に格上のチームをなぎ倒した。

DSC02209.jpg

DSC02169.jpg

 

ザ サンキスト 2-3 日本ウェルネススポーツ専門学校(Aコート)

  1部の貫禄を見せたいサンキストと思い切りの良さと運動量を武器に見事グループ突破してきた日本ウェルネススポーツ専門学校。先制点は意外にも前半1分、日本ウェルネススポーツ専門学校が奪う。しかし落ち着きを取り戻したサンキストは前半4分にすかさず追い着き、前半9分にも得点を重ね逆転に成功する。ウェルネスはそれでも個の力と積極的なディフェンスで対抗。徹底したGKのロングスローを起点として持ち前の身体能力を生かしてヘディングやボールキープしてからのシュートでサンキストのゴールを脅かす。前半11分にGKロングボールをキープして落としたところをシュート。これが見事に決まり前半の内に同点に追い着く。

 後半は一進一退の攻防。両チームとも前を向いたら積極的にしかけシュートを狙う。日本ウェルネス専門学校は前半同様GKスローを有効に使いパスカットのリスクを回避しシンプルにゴールを目指す。この作戦が功を奏し決勝点は後半11分日本ウェルネス専門学校が決めた。3-2のままブザーが鳴り日本ウェルネス専門学校が見事に1部のサンキストを破った。

DSC02279.jpg

DSC02281.jpg

 

うー魚 8-2 文京AFC(Bコート)

 初出場で2次ラウンドまで進出した若さあふれる文京AFCに対してうー魚の老獪なフットサルが襲い掛かった。前半2分に11番小川選手がお手本通りのファー詰めで先制する。しかし左サイドを駆け上がった文京AFC背番号?が思い切り左足でシュート。ディフェンスに当たって弧を描きシュートに反応したGKの頭上を抜けてゴールへ吸い込まれていった。これに対してうー魚はすかさず3分、5分、5分と立て続けに得点を重ね前半は4-1で折り返す。

 後半は立ち上がりの開始45秒、1分と11番小川選手がゴールを決めハットトリックを達成する。それに加え6分、8分と追加点を重ね完全に試合を決定付ける。最後まであきらめない姿勢を見せる文京AFCは後半11分右サイドからのシュートに反応したディフェンスの足に当たりコースが変わりGKが逆を衝かれゴールイン。文京AFCは最後に一矢報いた。2失点はあったもののうー魚は磐石の内容でベスト8を決めた。

DSC02260.jpg

DSC02282.jpg

 

この結果ベスト8は以下のチームとなった。

ファンレディース(1部)
アーリー.f.t(オープン)
フュージョン(オープン)
ASVペスカドーラ町田 バイラリーナス(1部)
カフリンガボーイズ 東久留米(1部)
C's  FC(2部)
日本ウェルネススポーツ専門学校
うー魚(1部)

この日が初戦となる1部リーグは4チームが敗戦となり2部1チーム、オープン2チーム、その他1チームがベスト8へ進出するというやや波乱の結果となった。1部チームはこの大会の雰囲気に慣れないままの敗戦、まさにトーナメント特有の一発勝負の怖さが出てしまった感もあるが、2次リーグ進出チームに前日の勢いそのままに一泡喰わせてやろうというモチベーションが高かった事も考えられる。

準々決勝は引き続いて同日、同じコートで開催される。対戦カードは以下の通り。

ファンレディース vs アーリー.f.t
フュージョン vs ASVペスカドーラ町田バイラリーナス
カフリンガボーイズ 東久留米 vs C's FC
日本ウェルネススポーツ専門学校 vs うー魚

 

 

yt_s.jpg

Desporteサイドバナー.jpg

PANNAロゴ(バナー用).jpg

credit-school_bannerl.jpg

234_60banner.gif