【コラム】芸能人フットサルチームの参戦について - 女子フットサル|PANNA-FUTSAL

【コラム】芸能人フットサルチームの参戦について

2013年11月22日 22:30

久々のコラムは「芸能人フットサルチーム参戦について」です。

もう10年以上の付き合いになる、サッカー、フットサルの業界で働く仲間と酒を呑みながら語り合った時の事です。芸能人フットサルチームの公式戦参戦についての話題になりました。私自身、以前から芸能人フットサルチームが各都道府県リーグに参加する事には賛成派でした。昨年から東京都女子エントランスリーグにハロープロジェクトのGatas Brilhantes H.P.、そして今季は南葛シューターズも参戦。芸能人フットサルの盛り上がりを見た事があったので、サポーター等も女子の競技フットサルに少しでも注目してもらえるのではないかと期待しているという事を話をした所、思い切り反論されました。

彼の意見は以下の通り

  • 彼女達はあくまで芸能人、目標は芸能界で売れる事。
  • 芸能人はユニフォームをはじめ、道具類は全てメーカーから提供される。監督もいてコート代も払わなくて良い。一般のチームは部費を払って自分達でコートを借りて、道具も自分達で買い揃える。環境が違いすぎる。
  • リーグ戦は自主運営。芸能人がオフィシャルやボールパーソンをやる等、裏方をやる所を見せてはいけない。
  • 芸能人として売れたら、本人の意思はともかく芸能事務所の方針でフットサルはやらなくなる。
  • 芸能人同士でフットサルをやる方が協会、連盟等に関係なく自由にショーアップも可能。お金にもなるし、将来の彼女達の為になる。

 

それでも「例え一時的であっても女子フットサルの世界が注目されるのは嬉しい事!」と意見を言うと

「あのカズがフットサル日本代表に選出され、ある意味フットサル界の為にひと肌脱いでくれた事で、一時的に注目されてスポーツニュースで取り上げられたけど、あの後にFリーグは盛り上がったと言える?地味かもしれないけど、やっぱり普及だと思う。地道に現場でフットサルがサッカーの育成に良い事を説明して取り入れる事が必要。その上でサッカーとフットサルあるいはビーチサッカー等、様々な選択肢があるという事を伝える事。それには現場の指導者の育成も含めて時間がかかるよ。」

うーん、一理ある・・・。

 

しかしこんな事もありました。まずは以下の写真を見て下さい。

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この写真は全日本女子フットサル選手権東京都大会1日目で掲げられた団幕です。アジアインドアマーシャルアーツゲームズでの3連覇を讃える為にイキな計らいをしたのはGatasのサポーター。フットサル日本女子代表に4人選出されたVEEX TOKYO Ladiesと同じエントランスリーグで戦う中で、フットサル日本女子代表の存在や活動を知り、注目してくれた結果だと思われます。個人的にとても嬉しいでき事でした。

私は現場で芸能人チームが一生懸命頑張ってプレイしている事も、裏方の仕事をしている事も見ています。そしてサポーターもルールに則って観戦し、他チームのサポーターと交流している事も知っています。公式戦の同じ土俵で戦う以上、フットサルファミリーに違いはありません。運営面で大変な面もあるのは承知の上で、芸能人フットサルチームが公式戦で試合するのも一つの普及でもあり、フットサルの普及に力を貸してくれているんだと私は思っています。だからこそ来季以降も参戦し続けて欲しいと思っています。

人気が出てテレビやラジオに出演した時に「私も公式戦に出て、フットサル日本女子代表の選手や一般の選手とも試合をしました。フットサルは女子のリーグや大会もあるんですよ。是非挑戦してみて下さい」なんて言ってくれたら嬉しいな・・・。

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