得点者：5分15番鹿毛選手（ANNEX）、19分8番高橋選手（SAICOLO）、27分4番石鍋選手（ANNEX）、34分13番遠原選手（SAICOLO）、35分8番藤田選手（ANNEX）、39分6番宇津木選手（ANNEX）
ANNEXは2連勝と意気上がり、SAICOLOは1勝1分と上位リーグ進出を狙うにはお互いに負けたくない相手。しかしSAICOLOは6番木原選手、14番北本選手がこの日不在でベンチ入り8名と厳しい状況。
試合序盤から主導権を握ろうと前からプレスをかける。特にANNEXはベンチからも厳しく指示が飛び、プレスを継続する。すると前半5分、右サイドで得たコーナーキックからダイレクトでシュートを打つと見せかけ横へずらすとそこへ走り込んできた15番鹿毛選手がファーサイド上部へ突き刺さるシュートが決まり、ANNEXが先制点を奪う。勢いそのままにANNEXはプレスをかけ続け、前線でボールを奪う事でシュートチャンスを作り出し、試合を優勢に進める。SAICOLOもプレス回避で横パスはつなげるものの良い形で縦パスを入れる事ができず、シュートもチョンドンを中心にやや遠目からのシュートが続く。それでもプレスが弱まり始めた後半終盤、SAICOLOがサイドライン際の突破からチャンスを作り、ポストを2回叩く等、攻撃のリズムが出始めた。このままのスコアでハーフタイムに入るかと思われた前半残り2秒、やや遠目から放ったSAICOLO8番高橋選手のロングシュートをゴール前でゴールキーパーの前に入った12番堀田選手がスルーするとシュートはそのままゴールへ吸い込まれる。良い時間帯に同点に追い付き1-1としてハーフタイムを迎えた。
後半に入っても前からのプレスを指示するANNEXはボールをゆっくりつなげてゲームを作りたいSAICOLOにとっては脅威となっており、自陣からのパスがうまく相手陣内で収まらない事で、攻撃の形が作れず、カウンターに対しても素早い切り替えで戻るANNEXの守備に苦戦し、決定機が徐々に少なくなってくる。すると後半8分、ANNEXはカウンター攻撃から4番石鍋選手が14番半田選手とのワンツーで抜け出し、ダイレクトで蹴り込み勝ち越し点を奪う。しかしまたもやSAICOLOが15分に13番遠原選手が第2PKのやや左サイドから得意のドリブルでディフェンスを翻弄すると素早いトゥーキックをゴールへ突き刺し同点に追いつく。対するANNEXは交代でフレッシュな選手を投入すると8番藤田選手がボールを追い回しボールをカットし、素早く寄せるディフェンスが出す足に対してボールを浮かして抜き、左サイドを独走すると狙いすました左足シュートが逆サイドネットへと決まり、すぐさま勝ち越しに成功する。3度リードを奪ったANNEXはタイムアウトを取り、この後の時間帯の戦い方について意思統一を図る。直後を見ると前からのプレスを止め、引いて守る指示があったようだ。しかしそれを見たSAICOLOもタイムアウトを取り、残り約2分で8番高橋選手をゴールキーパーにしてパワープレイを開始。判断の早いSAICOLOのパワープレイに声を掛け合いながらANNEXが集中して守備をする展開は手に汗握る攻防に。最後の得点が生まれたのは残り44秒、ANNEX6番宇津木選手がボールをカットし、素早くSAICOLOゴールにロングボールを蹴るとそのボールはゴールに転がっていった。4-2とANNEXが2点のリードを奪い、これで勝負あり。ANNEXが終盤に3点を挙げ、3連勝。暫定ながら順位を2位へと浮上させた。
