決勝アルコイリス vs アマレーロ/峰FC

2011年11月 6日 21:55

アルコイリス3-1アマレーロ/峰FC

得点者:14分19番若林選手(アルコイリス)、27分10番中野選手(アルコイリス)、36分10番中野選手(アルコイリス)、39分16番井川選手

 

関東対関西の対決となった決勝戦、試合開始からアルコイリスが積極的にドリブル勝負をしかけ、峰はこれをカバーし合いながら凌ぐ展開。キックインからの落とし、いわゆる”チョンドン”を繰り返し精神的にも峰を追い込んでいく。特にアルコイリス9番関灘選手の変幻自在のドリブルは1対1の醍醐味さえ感じられるプレーだった。勢いに乗り徐々に前からプレスを掛けるが、峰はパスワークでこれを冷静に交わしポゼッションを高める。この日怪我を押しても尚、強行出場を続ける峰18番工藤選手は鋭い動きこそできないが、エントラの動きを使ってアクセントとなり、マークを分散する役目を担っていた。しかし峰はなかなか相手陣内へ侵入できずアルコイリスに押される展開は続く。試合が動いたのは前半14分、ディフェンスの裏へ抜けたアルコイリス19番若林選手がGKと競り合いの中で倒されてPKを獲得する。このPKを19番若林選手自らが冷静に決めてアルコイリスが待望の先制点を奪う。19番若林選手の持ち味であるアグレッシブな動きがゴールにつながった。更にアルコイリスは攻めたてるが、峰がGK15番山下選手の鋭い飛び出し等で防ぎ前半はアルコイリス1点リードで折り返した。

後半開始直後、峰8番坂本選手が右サイドを自陣からスルスルと抜けだしゴール前に侵入しあわやという所まで一人で持っていった。決定機とまでは行かなかったが前半なりを潜めた峰の個の力が光り出した。高校生の峰16番井川選手も前線で勝負をしかける等徐々に峰の攻撃も活性化し始める。しかしフィクソの位置にいるアルコイリス6番井野選手が立ちはだかり攻撃を分断する。その安定した守備をベースにアルコイリスの攻勢は続き、チョンドンで相手を追い込んでいく。すると後半7分右サイド6番井野選手のチョンドンがディフェンスに当たったのかいつもとは違う軌道でゴール前に流れてくる。そこを10番中野選手がファーサイドで詰めて追加点を奪う事に成功する。その後峰のエース10番宮川選手が疲労からか足が攣るがその時間11番枝選手、13番工藤選手等の若手が奮闘する。しかし次の得点もアルコイリスだった。強烈なシュートをGKがはじいた所を10番中野選手が抜群の反応で押し込み試合の流れからも決定的な3点差をつけた。しかし諦めない峰は8番坂本選手の緩急を付けたドリブル、そして10番宮川選手の鮮やかなステップで相手を交わしてゴールを目指す場面では観客から歓声が沸き、この2人がボールを持った時には何か起きるのではないかというある種の期待感さえ観客に芽生えさせていた。しかしアルコイリスはそんな峰の攻撃もGK5番竹田選手のファインセーブや連携したカバーリングで防いだ。峰は39分に16番井川選手のミドルシュートがディフェンスに当たりコースが変わってゴールに吸い込まれ1点を返す事に成功するが大勢は変わらず、アルコイリスの優勝を祝うかのように試合終了のブザーが響き渡ると共に審判の笛が吹かれた。

決勝になってもアルコイリスの戦いぶりは安定感があり、常に試合を優位に運び危なげなく優勝に辿り着いた感があった。それだけアルコイリスが秀でていた証明でもある。今季タイから帰国した6番井野選手の復帰、そして井野選手と一緒に帰国した新戦力の19番若林選手の加入は非常に大きなものだったはず。その2人はもちろんチームを支え続けている9番関灘選手、10番中野選手も実力を如何なく発揮した。それに続く若手も徐々に育っているように感じる。この大会頭ひとつ秀でていたアルコイリス。タレントを揃えたこのチームを倒すのはどんなチームだろう。

 

【アルコイリス6番井野選手インタビュー】

?まずは優勝おめでとうございます。3日間で5試合は疲れたのではないですか?

3日間の連戦で少々疲れていた部分もあったので体力的には少し厳しかったです。それでも冷静になって戦えたのが勝因だったと思っています。

?優勝まで危なげない戦いぶりだと感じましたが

そうですね、いつも通りに戦う事ができたので準決勝で先制点を取られた後も冷静に戦えたと思います。それ以外はあまり変化のない試合だったかなと感じますし、自分たちの力が存分に出せたと思います。正直言うと自分も怪我していた事もあり兵庫県大会の方が厳しかったかもしれません。

?意地悪な質問ですが、今大会対戦しなかったチームの中でやってみたかったチームはありますか?

FUN(東京都)です。今年の施設選抜レディースという民間の全国大会である施設選抜レディースの決勝で対戦したのですが、自分が直前に怪我して出場できずにチームは負けてしまいました。FUNは本当に強いチームだと思っているので公式戦の全国大会という場でFUNと戦って勝利を倒してみたいです。

 

【アルコイリス小屋監督インタビュー】

?まずは優勝おめでとうございます。

当初からこの大会は優勝という目標を設定し普段から意識付けしていました。昨年は全国大会に出場できずに悔しい思いをしましたが、その事によって個人の自立ができたと感じています。そして今年井野選手の復帰、若林選手の加入で更にレベルアップできたのだと思っています。

?大会を通じて主力選手の出場時間が長かったようにも感じましたが

試合を見ると主力選手が目立ちますが、練習でもチーム力を向上させる為に全員で取り組んでおり、チームは本当にまとまっています。この優勝は全員の力で勝ち得たものだと思っています。

?危なげない優勝だったと思いましたが

負けないフットサルではなくて、自分たちのフットサルをするように心がけていました。相手どうこうではなく平常心を保ちいかに自分達の力を出すかという事を常に考えていて、今大会でそれができたという事だと思います。

?今大会で実際に対戦できなかったチームでやってみたかったチームはありますか?

FUNです。FUNは自分達のストロングポイントを試合で出せるチーム。個人の力もそうだけどパスワークや組織は本当に素晴らしいし見ていて楽しく本当に心からリスペクトしています。実際に以前の全日本でも施設選抜レディースでも勝てないでいます。実際FUNに勝てなかった事で組織について取り組もうという考えもありました。しかし目指す所は世界だと考えてとにかく自分達の持ち味である個の力をいかに出すかを考えました。いわばFUNとは違う方法で勝利を目指してみようという事にしました。

今までフットサルをしてきた様々な方々に比べたら我々はまだまだ新参者。それだからこそ違うアプローチをして様々なスタイルを模索してフットサルを盛り上げていきたいと考えています。

 

【アマレーロ/峰FC宮川監督インタビュー】

?準優勝残念でした

いやいや準優勝は期待以上の成績ですよ。そもそも決勝の相手とはタレントの数が違う。予選リーグ、準決勝も自分達のペースで試合を進められましたが決勝はそうはいかなかった。もちろん体力的にも厳しかったですが、相手のやり方はうまく消せていたんじゃないかなと思っています。だからそんなに点差も付かなかったし1点取る事もできたし。

?今大会の収穫はいかがでしたか

若手が伸び伸びと試合ができていたんじゃないかと思います。決勝は全員ピッチへ送り込む事ができたし貴重な経験を積む事ができたんではないかなと思います。普段関東リーグという厳しい舞台で試合をさせてもらっているので、緊張をする事無く自分達の力を発揮できたのだと思います。

?決勝を見ていて改めて8番坂本選手、10番宮川選手の凄さを実感しました。

あの2人は本当にすごいですよ。でも本当は18番工藤選手も負けない位凄いんだけどね、怪我しちゃって。彼女のもっとすごいのは怪我しながら出場して最低限の仕事はするからね。関東大会の時は肋骨にひび入って気持ち悪くなって吐いてしまってもピッチでプレイした。本当に凄いですよ。

?さて11/19には関東リーグが再開されますね

今うちは上位リーグに残れるかどうかという瀬戸際の状態。この大会の経験を生かして上位リーグに残ってまた高いレベルのチームと試合がしたいですね。

 

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